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【速報】ロサンゼルスの大規模火災と東京海上HDの業績に対する影響

 米カリフォルニア州ロサンゼルスや周辺で1月7日以降に起きた山火事は9日も燃え続け、「同州の歴史で最悪の山火事」と報道されています。パシフィック・パリセーズでは5300棟以上、イートン地区では5000棟以上の建物が焼失したとのことです。
 また、ウェストヒルズ地区で新たな火災が発生したほか、隣接するヴェンチュラ郡でも山火事が広がっていると報道されており、鎮火の目途は立っていませんBBC.2025.1.10

 米国のJPモルガンは1月9日に、カリフォルニア州ロサンゼルス近郊の山火事による保険損失額が200億ドルを超える可能性があるとの見方を示し、当初の試算から2倍に引き上げましたロイター.2025.1.9。火災が収束しなければ、さらに増加する可能性があり、最新の試算は経済損失が500億ドル前後になるとの想定しているようです。

 東京海上HD(東証PRM:8766)は北米でも事業を展開しており、ロサンゼルスの大規模火災による経済損失の影響や損害の規模感、業績への影響が懸念されます。

 同社の株価は2025年1月8日より3営業日連続で下落しており、1月10日付の終値は5163円となっています。同社のPERは、政策保有株式の売却による特益をベースとしていますので、直近の株価は必ずしも割安ではありませんでした。それ故の下落である可能性もありますが、ロサンゼルスの火災影響を懸念した売りである可能性もあります。

東京海上HDは、ロサンゼルスから事業を撤退したとの情報もありますが、今回の大規模火災に関する情報は今のところ開示されていません。そこで、ロサンゼルスの大規模火災と東京海上の業績影響について、IRに問い合わせてみましたので、メンバーシップの皆様に共有します。

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