株式投資において、企業の業績を迅速かつ正確に把握することは、投資判断において極めて重要です。特に決算短信は、企業の財務状況や業績動向を把握するための不可欠な情報源です。
しかし、3000社を超える上場企業の決算短信を、四半期ごとに確認する作業は、膨大な時間と労力を要します。そこで、決算短信の分析に生成Aiがどのように活用できるのかについて模索してみました。
株式会社サンワカンパニー2024年9月期 第2四半期決算短信
以下は、株式会社サンワカンパニー2024年9月期 第2四半期決算短信の要約です。原文は以下のURLから入手できます。
https://ssl4.eir-parts.net/doc/3187/tdnet/2439522/00.pdf
以上のテキストは、Anthropic社の生成AIであるClaude.ai の最新モデル、Claude 3.5 Sonnetで作成したものです。noteへの転載にあたり、見出しや表の体裁にわずかな修正を加えていますが、ほぼ原文通りです。なお、Claude 3.5 Sonnetは、以下のURLにアクセスすれば、無料でアカウントの作成ができます。
Chat GTPのGPT-4oでも同様のプロンプトで文章生成させたところ、キャッシュフロー計算書の読み取りに誤りを認めました。会計情報を読み取る精度において、現段階ではClaude 3.5 Sonnetの方が上かもしれません。
ただし、項目8については意図した回答(通期決算の場合では、来期の業績見通しと当期の業績を比較せよ)を得られず、プロンプトの改善が必要かと思いました。四半期決算と通期決算で、データの読み分けをどう指示するかがポイントかもしれませんね。
決算短信を分析させるためのプロンプト