SGLT2阻害薬とスタチン系薬剤の併用は、横紋筋融解症のリスクを高める!?
SGLT2阻害薬は、糖尿病患者の心血管予後のみならず、心不全や慢性腎臓病の予後に対する肯定的なエビデンスが充実しつつあり、その臨床的な存在感も高まりつつあります。心血管疾患に対するリスク管理に対して、一定の効果量を期待できるSGLT2阻害薬は、「21世紀のスタチン」とも言うべき薬剤なのかもしれません(Braunwald E. 2022;PMID: 34741610)。
また、実臨床ではスタチン系薬剤とSGLT2阻害薬が併用されるケースも多いと思います。一方で、両薬剤の併用に起因すると考えられる筋肉関連障害の症例も報告されているようです。
今回の記事では、SGLT-2阻害薬とスタチン系薬剤の併用と、横紋筋融解症を含む筋肉関連障害の関連性について、最新のエビデンスをレビューします。
21世紀のスタチン!?SGLT2阻害薬の処方パターン
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