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スプレッドシートの特徴と、セキュリティ対策

スプレッドシートは、表形式でデータを管理・計算・分析するためのツールです。

主にMicrosoft ExcelやGoogleスプレッドシートなどが広く使われています。

スプレッドシートは、行と列の交差点にあるセルを使って、データを整理し、簡単に計算や編集ができる特徴があります。

ビジネスから個人利用まで、幅広い分野で利用されています。

スプレッドシートの主な特徴

①データ整理・管理が簡単

スプレッドシートは、数値や文字列を整然と整理するための基本ツールです。

各セルには任意のデータを入力でき、分類や検索がしやすくなります。


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②計算や関数が強力

足し算、引き算、平均値、条件分岐(IF関数)など、多数の計算を自動で実行できます。

複雑な計算式も設定可能で、手作業を大幅に削減できます。


③共有・共同編集が可能

特にGoogleスプレッドシートは、クラウド上でリアルタイムに複数人が同時に編集できます。

変更履歴が保存されるため、誰がいつ何を編集したか追跡可能です。


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④データの視覚化

グラフやチャートを簡単に作成できるため、データの分析やプレゼンテーションに役立ちます。


⑤外部データとの連携

外部のデータベースやシステムと連携し、データの自動更新が可能です。

例えば、APIを使用してリアルタイムデータを取得することもできます。


スプレッドシートのセキュリティリスク

スプレッドシートは便利な反面、適切な管理を怠るとセキュリティリスクに繋がる場合があります。以下は、よくあるリスクの例です。

❶不適切なアクセス管理
パスワードを共有するだけで、意図しない第三者にアクセスを許してしまう可能性があります。

編集権限の範囲を誤ると、意図しない変更や削除が起きる危険があります。

❷機密情報や個人情報を含むデータが流出すると、法的な問題や企業の信頼損失に繋がります。

❸バックアップ不足
データをローカルに保存していない場合、誤って削除したデータを復元できないことがあります。

❹外部リンクの危険性
外部サイトやクラウドストレージにリンクされている場合、不正なアクセスやマルウェアのリスクがあります。

❺古いバージョンの利用
セキュリティが脆弱な古いソフトウェアを使用することで、攻撃の対象になる可能性があります。


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スプレッドシートでやっておきたいセキュリティ対策

❶アクセス権限の適切な設定
共有設定は「閲覧のみ」「編集権限」を慎重に選び、必要最低限の人にだけアクセスを許可するようにしましょう。

Googleスプレッドシートの場合、共有リンクは「特定のユーザーのみ」に設定するのが安全です。

❷パスワードの管理
共有時には必ず強力なパスワードを設定しましょう。

推測されやすいパスワードは避け、英数字や記号を組み合わせたものを使います。

❸二段階認証の導入
GoogleアカウントやMicrosoftアカウントでスプレッドシートを利用する場合は、必ず二段階認証を有効にして、不正アクセスを防ぎましょう。

❹暗号化の利用
クラウド上に保存する場合は、データが暗号化されていることを確認してください。

特に機密性の高い情報を扱う場合は、エクスポート時に暗号化機能を使うことをおすすめします。

❺定期的なバックアップ
データは定期的にローカルストレージや別のクラウドサービスにバックアップを取るようにしましょう。

これにより、データの消失リスクを回避できます。

❻リンクの管理
外部リンクを含む場合は、そのリンクが安全であることを確認し、不明なリンクやURLは開かないよう注意しましょう。

❼ソフトウェアの更新
常に最新のバージョンを使用し、セキュリティパッチが適用されていることを確認してください。

❽ログ監視の活用
変更履歴やアクセスログを定期的にチェックし、不審な活動がないか確認しましょう。


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初心者が注意すべきポイント

共有範囲を意識する
共有リンクをメールなどで広範囲に配布すると、意図しない第三者にアクセスされる危険性があります。

設定を厳格にし、信頼できる人だけに共有することが重要です。

誤って削除しないよう注意
慣れていない場合、重要なデータを誤って削除してしまうことがあります。

編集する前にデータをコピーする癖をつけましょう。

定期的な見直しをする
スプレッドシートの内容や共有設定は、定期的に見直し、不必要なデータやリンクは削除するよう心がけましょう。

まとめ

スプレッドシートは強力なツールですが、その利便性ゆえにセキュリティリスクも高まります。

適切なセキュリティ対策を講じることで、情報漏洩や不正アクセスのリスクを最小限に抑えられます。

特に、アクセス管理やバックアップ、定期的な見直しを徹底することが重要です。

初心者の方も、基本的なセキュリティ対策をしっかり理解して、安全にスプレッドシートを活用してください。

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