ChatGPTでJavaScriptコードの自動作成方法
①ChatGPTを使ったコード作成の基本的な流れ
ステップ1: ChatGPTにプロンプトを入力
・どんなJavaScriptコードを作りたいのかをChatGPTに伝えます。
例
「簡単なカウンターアプリのJavaScriptコードを作成して」と入力します。
ステップ2: 具体的な要件を伝える
・より良いコードを生成するには、詳細な指示を含めたプロンプトを書くのが重要です。
例
「クリックすると数値が増えるカウンターを作成してください。HTML、CSSも含めて作り、シンプルで初心者向けのコードにしてください。」
ステップ3: 提案されたコードを確認・修正
・ChatGPTが生成したコードを実行し、意図通りに動くか確認します。
必要に応じて指示を変更します。
例
「ボタンを2つ追加して、増加と減少ができるようにして」と指示を追加。
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②実際のコード生成のサンプル
プロンプト例
「ボタンをクリックするとカウントが増えるカウンターをJavaScriptで作ってください。」
ChatGPTの応答例
<!DOCTYPE html>
<html lang="en">
<head>
<meta charset="UTF-8">
<meta name="viewport" content="width=device-width, initial-scale=1.0">
<title>カウンターアプリ</title>
<style>
body {
font-family: Arial, sans-serif;
text-align: center;
margin-top: 50px;
}
.counter {
font-size: 2em;
margin: 20px;
}
button {
padding: 10px 20px;
font-size: 1em;
margin: 5px;
cursor: pointer;
}
</style>
</head>
<body>
<h1>カウンターアプリ</h1>
<div class="counter" id="counter">0</div>
<button id="increment">増やす</button>
<button id="decrement">減らす</button>
<script>
const counter = document.getElementById('counter');
const incrementButton = document.getElementById('increment');
const decrementButton = document.getElementById('decrement');
let count = 0;
incrementButton.addEventListener('click', () => {
count++;
counter.textContent = count;
});
decrementButton.addEventListener('click', () => {
count--;
counter.textContent = count;
});
</script>
</body>
</html>
③フローチャートで動作を理解する
以下に、上記のカウンターアプリの動作をフローチャートとして示します。
[開始]
↓
[HTMLボタンがクリックされた]
↓
[クリックイベントを検出]
↓
[増加 or 減少ロジック]
↓
[カウント値を更新]
↓
[HTMLの表示を更新]
↓
[終了]
④ポイントと注意点
ポイント
❶具体的な指示を出す
ChatGPTに要件を細かく伝えることで、より意図に近いコードが生成されます。
例
「バリデーション付きフォーム」「ローカルストレージを使ったアプリ」など。
❷コードの実行環境を用意
生成されたコードを動かすには、ブラウザ(ChromeやEdgeなど)やコードエディタ(VS Codeなど)を使います。
❸小さいコードから始める
初心者の場合は、シンプルな機能から始めて、徐々に複雑な機能を追加していきます。
注意点
❶生成コードを確認する
ChatGPTが生成するコードが完璧ではない場合があります。
エラーや意図しない動作が発生する可能性があるので、実行前に内容をチェックしてください。
❷セキュリティに配慮する
APIキーやパスワードなどの機密情報を含むコードの生成では注意が必要です。
公開する際は機密情報を必ず削除してください。
❸デバッグスキルの習得
生成されたコードでエラーが出た場合、ブラウザの開発者ツール(F12キー)を使ってエラー内容を確認し、修正してください。
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⑤より高度な使い方
例
条件分岐を含むアプリ
「指定した数値が偶数か奇数かを判定するJavaScriptアプリを作ってください。」という指示を出すと、以下のコードが生成される場合があります。
<!DOCTYPE html>
<html lang="en">
<head>
<meta charset="UTF-8">
<meta name="viewport" content="width=device-width, initial-scale=1.0">
<title>偶数・奇数判定アプリ</title>
</head>
<body>
<h1>偶数・奇数判定アプリ</h1>
<input type="number" id="numberInput" placeholder="数値を入力">
<button id="checkButton">判定</button>
<p id="result"></p>
<script>
const input = document.getElementById('numberInput');
const button = document.getElementById('checkButton');
const result = document.getElementById('result');
button.addEventListener('click', () => {
const number = parseInt(input.value, 10);
if (isNaN(number)) {
result.textContent = '数値を入力してください。';
} else if (number % 2 === 0) {
result.textContent = `${number} は偶数です。`;
} else {
result.textContent = `${number} は奇数です。`;
}
});
</script>
</body>
</html>
⑥総括
ChatGPTを使えば、初心者でも簡単にJavaScriptコードを作成できます。
以下を心がければ、効率よく学習できます。
・明確なプロンプトを書く
・必要に応じてChatGPTに詳細な変更をリクエスト
・実行結果を確認し、問題があれば修正する
初心者でも一歩ずつ学び、複雑なプログラムに挑戦してみましょう!