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Excelの主要な関数表・書式

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【数学関数】


①SUM関数

概要
指定した範囲の数値を合計する関数

書式

=SUM(数値1, 数値2, ...)

例題
A1セルからA5セルの値を合計する場合

=SUM(A1:A5)

ポイント
セル範囲を指定すると、簡単に合計できます。
複数範囲も指定可能

例: =SUM(A1:A5, B1:B5)

注意点
空白セルや文字列は無視されます。
数値以外のデータが含まれている場合でもエラーになりませんが、確認が必要です。


②AVERAGE関数

概要
指定した範囲の平均値を計算する関数

書式

=AVERAGE(数値1, 数値2, ...)

例題
A1セルからA5セルの平均値を計算する場合

=AVERAGE(A1:A5)

ポイント
空白セルは自動的に除外されます。

注意点
「0」は計算に含まれるため、データに「0」がある場合は平均値が下がる点に注意


③ROUND関数

概要
数値を指定した桁数に四捨五入する関数

書式

=ROUND(数値, 桁数)

例題
123.456を小数第2位で四捨五入する場合

=ROUND(123.456, 2)  // 結果: 123.46

ポイント
桁数が正の場合、小数点以下を指定
桁数が負の場合、整数部分を四捨五入

注意点
小数第3位以下を丸めたい場合はROUNDを使用
整数の丸めは別の関数(例: ROUNDUP, ROUNDDOWN)と区別しましょう。


④INT関数

概要
数値を小数点以下切り捨てで整数にする関数

書式
=INT(数値)

例題
123.456を整数部分に切り捨てる場合

=INT(123.456)  // 結果: 123

ポイント
負の数はより小さい整数に切り下げられる。
(例: -3.5 → -4)

注意点
切り捨てを希望する場合はINT、切り上げを希望する場合はROUNDUPを検討


⑤MOD関数

概要
数値を割り算した余りを返す関数

書式

=MOD(数値, 除数)

例題
10を3で割った余りを求める場合

=MOD(10, 3)  // 結果: 1

ポイント
主に条件付き書式やループの計算で使われる。

注意点
除数が0の場合、エラー (#DIV/0!) になる。


⑥POWER関数

概要
指定した数値のべき乗を計算する関数

書式
=POWER(数値, 指数)

例題
2の3乗を計算する場合

=POWER(2, 3)  // 結果: 8

ポイント
指数には小数も指定可能
(例: 平方根は=POWER(16, 0.5))

注意点
指数が負の場合は小数点以下の値が返されます。
(例: =POWER(2, -1) → 0.5)


⑦SQRT関数

概要
指定した数値の平方根を求める関数

書式
=SQRT(数値)

例題
16の平方根を求める場合

=SQRT(16)  // 結果: 4

ポイント
平方根以外のべき乗計算にはPOWERを使用

注意点
負の数値を入力するとエラー (#NUM!) になる。


⑧RAND関数

概要
0以上1未満の乱数を生成する関数

書式
=RAND()

例題
ランダムな数値を生成する場合

=RAND()  // 例: 0.123456

ポイント
乱数を整数範囲に変換するにはROUNDやINTと組み合わせて使用

例: =ROUND(RAND()*100, 0)

注意点
計算が更新されるたびに乱数が変わるため、固定値が必要な場合はコピー → 値貼り付けを実行


まとめ

これらの関数は、Excelの数値計算を効率化するための基本的なツールです。

特に以下を意識して使用することで、トラブルを防ぎやすくなります。

1.書式を正しく覚える
括弧や引数を間違えない。

2.データ確認を怠らない
空白や不正データが混在していないか。

3.エラー処理を考慮する
IFERROR関数を併用するとエラー対策が可能。


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