Excelの主要な関数表・書式
〜1月21日 11:30
【数学関数】
①SUM関数
概要
指定した範囲の数値を合計する関数
書式
=SUM(数値1, 数値2, ...)
例題
A1セルからA5セルの値を合計する場合
=SUM(A1:A5)
ポイント
・セル範囲を指定すると、簡単に合計できます。
・複数範囲も指定可能
例: =SUM(A1:A5, B1:B5)
注意点
・空白セルや文字列は無視されます。
・数値以外のデータが含まれている場合でもエラーになりませんが、確認が必要です。
②AVERAGE関数
概要
指定した範囲の平均値を計算する関数
書式
=AVERAGE(数値1, 数値2, ...)
例題
A1セルからA5セルの平均値を計算する場合
=AVERAGE(A1:A5)
ポイント
・空白セルは自動的に除外されます。
注意点
・「0」は計算に含まれるため、データに「0」がある場合は平均値が下がる点に注意
③ROUND関数
概要
数値を指定した桁数に四捨五入する関数
書式
=ROUND(数値, 桁数)
例題
123.456を小数第2位で四捨五入する場合
=ROUND(123.456, 2) // 結果: 123.46
ポイント
・桁数が正の場合、小数点以下を指定
・桁数が負の場合、整数部分を四捨五入
注意点
・小数第3位以下を丸めたい場合はROUNDを使用
整数の丸めは別の関数(例: ROUNDUP, ROUNDDOWN)と区別しましょう。
④INT関数
概要
数値を小数点以下切り捨てで整数にする関数
書式
=INT(数値)
例題
123.456を整数部分に切り捨てる場合
=INT(123.456) // 結果: 123
ポイント
・負の数はより小さい整数に切り下げられる。
(例: -3.5 → -4)
注意点
・切り捨てを希望する場合はINT、切り上げを希望する場合はROUNDUPを検討
⑤MOD関数
概要
数値を割り算した余りを返す関数
書式
=MOD(数値, 除数)
例題
10を3で割った余りを求める場合
=MOD(10, 3) // 結果: 1
ポイント
・主に条件付き書式やループの計算で使われる。
注意点
・除数が0の場合、エラー (#DIV/0!) になる。
⑥POWER関数
概要
指定した数値のべき乗を計算する関数
書式
=POWER(数値, 指数)
例題
2の3乗を計算する場合
=POWER(2, 3) // 結果: 8
ポイント
・指数には小数も指定可能
(例: 平方根は=POWER(16, 0.5))
注意点
・指数が負の場合は小数点以下の値が返されます。
(例: =POWER(2, -1) → 0.5)
⑦SQRT関数
概要
指定した数値の平方根を求める関数
書式
=SQRT(数値)
例題
16の平方根を求める場合
=SQRT(16) // 結果: 4
ポイント
・平方根以外のべき乗計算にはPOWERを使用
注意点
・負の数値を入力するとエラー (#NUM!) になる。
⑧RAND関数
概要
0以上1未満の乱数を生成する関数
書式
=RAND()
例題
ランダムな数値を生成する場合
=RAND() // 例: 0.123456
ポイント
・乱数を整数範囲に変換するにはROUNDやINTと組み合わせて使用
例: =ROUND(RAND()*100, 0)
注意点
・計算が更新されるたびに乱数が変わるため、固定値が必要な場合はコピー → 値貼り付けを実行
まとめ
これらの関数は、Excelの数値計算を効率化するための基本的なツールです。
特に以下を意識して使用することで、トラブルを防ぎやすくなります。
1.書式を正しく覚える
括弧や引数を間違えない。
2.データ確認を怠らない
空白や不正データが混在していないか。
3.エラー処理を考慮する
IFERROR関数を併用するとエラー対策が可能。
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