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Excelの便利な機能とその際に使用する関数の説明1

①SUM関数(合計を計算する)

目的
複数の数値を合計する


例題
あなたは5人の学生のテストの合計点を計算したいとします。

❶手順
数値データを入力します。
(例えば、セルA1からB6まで)

合計を表示したいセルを選択します。
(例: B7)

次の数式を入力
=SUM(B2:B6)
Enterキーを押すと、合計が表示されます。
(ここでは433)


❷ポイント
範囲指定(例: B2:B6)により、特定の列や行のデータをまとめて扱えます。


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②IF関数(条件によって結果を変える)

目的
条件を満たす場合に異なる結果を表示する


例題
80点以上を「合格」、それ未満を「不合格」と表示する。

❶手順
点数データを入力します。
(例: セルA1からB6)

結果を表示する列(例: 列C)にカーソルを置き、次の数式を入力します。
(C2に入力)
=IF(B2>=80,"合格","不合格")

数式をコピーして他のセルに適用します。
(C3~C6)

❷ポイント
IFの構文
=IF(条件, 条件を満たした場合の値, 条件を満たさない場合の値)


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③VLOOKUP関数(データを検索して結果を表示する)

目的
テーブル内から特定の値を検索し、その値に対応する情報を取り出す


例題
商品の価格を検索する。

検索フォーム

❶手順:
商品データを入力します。
(例: セルA1からB4)

商品名を入力するセル(例: D2)を用意します。

価格を表示するセル(例: D3)に次の数式を入力します。
=VLOOKUP(D2,A2:B4,2,FALSE)

❷ポイント
VLOOKUPの構文
=VLOOKUP(検索値, 検索範囲, 列番号, 検索方法)

ここでは、D2に入力された値(バナナ)を、A2:B4の範囲で検索し、その2列目(価格)を取得します。


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④CONCAT関数(文字列を結合する)

目的
複数の文字列を一つにまとめる


例題:
「姓」と「名」を結合して「氏名」を作る。

❶手順
姓と名を入力します。
(例: セルA1からB4)

氏名を表示するセル(例: C2)に次の数式を入力します。
=CONCAT(A2,B2)

数式をコピーして他のセルに適用します。
(C3~C4)

❷ポイント
CONCATの構文はシンプルで、セル同士を結合するだけです。


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⑤TEXT関数(形式を整える)

目的
日付や数値を指定した形式に変換する


例題
日付データを「2024年11月20日」の形式で表示する。

❶手順
日付を入力します。
(例: セルA1に2024/11/20)

フォーマットを表示するセル(例: B1)に次の数式を入力します:
=TEXT(A1,"yyyy年mm月dd日")

❷ポイント
TEXTの構文
=TEXT(値, フォーマット)

フォーマットの例
"yyyy-mm-dd" → 2024-11-20
"mm/dd/yyyy" → 11/20/2024

まとめ

これらの例題を実際にExcelに入力して試してみると、理解が深まります。

また、簡単な操作を繰り返すことで、Excelに慣れていくことができます!

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