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Officeを使って、マニュアル作る方法
①マニュアル作成の基本的な流れ
❶目的と対象を明確にする
目的
マニュアルを読む人が、どのような作業や知識を得られるのかを考えます。
対象者
初心者向けか、ある程度経験のある人向けかで、内容の詳細や用語の選び方が変わります。
❷必要な情報を整理する
・解説する内容をリストアップし、章やセクションごとに分けます。
・操作手順、注意点、関連資料などを箇条書きで整理します。
❸ツールを選ぶ
PowerPoint
視覚的な要素が多い説明に向いている。
スライド形式で整理しやすい。
Word
詳細な文章中心のマニュアル作成に最適。
見出しや目次を作りやすい。
Excel
データや数値の操作手順を説明する場合に便利。
表や計算式の具体例を提示しやすい。
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②PowerPointでマニュアルを作成する方法
PowerPointは、視覚的にわかりやすいマニュアル作成に適しています。スライド形式で情報を整理し、図解や画像を活用できます。
手順
❶スライドを設計する
タイトルスライド
マニュアルのタイトル、作成者、日付を記載します。
目次スライド
各章やセクションの内容を簡潔に示します。
本文スライド
1スライドに1つのテーマまたは操作手順を記載します。
❷テンプレートを活用
・PowerPointの既存テンプレートを使うとデザインが統一され、見栄えがよくなります。
❸視覚的な要素を追加
画像
手順を示すスクリーンショットを挿入。必要なら、矢印や枠で強調します。
図形やアイコン
操作の流れを示す矢印やアイコンを活用します。
アニメーション
強調が必要な箇所にスライドのアニメーション効果を使います。
(乱用は避ける)
注意点
・スライドに情報を詰め込みすぎない。
・文字サイズは20pt以上を推奨
(読みやすさを優先)
・色使いはシンプルに
(背景色と文字色のコントラストに注意)
PowerPoint 2021 基礎 Office 2021/Microsoft 365 対応 (よくわかる) ↓
③Wordでマニュアルを作成する方法
Wordは文章中心のマニュアル作成に適しています。
詳細な説明や、見出し、目次、段落構成が重要です。
手順
❶文書の構造を作る
見出しの設定
「見出し1」「見出し2」を使い、階層的に整理します。
目次の作成
「参考資料」タブから自動生成できます。
❷内容を記載する
手順
「1.」「2.」のように番号を付け、段階的に説明します。
箇条書き
ポイントや注意点をリスト形式で記載
❸スクリーンショットを挿入する
・「挿入」→「画像」から適切な場所にスクリーンショットを挿入します。
・必要に応じて「図のスタイル」から枠や影を追加して見やすくします。
❹デザインを調整する
フォントサイズ
本文は10~12pt、見出しは14~16ptが適切。
段落間隔
適度な余白を設定し、読みやすくする。
注意点
・長文の場合、セクションごとに分けると読みやすい。
・図表や画像に番号と説明(キャプション)を付ける。
・ファイル形式はPDFに変換して配布するのがおすすめ。
Word 2021 基礎 Office 2021/Microsoft 365 対応 (よくわかる) ↓
④Excelでマニュアルを作成する方法
Excelは、データ処理や計算の操作手順を具体的に説明する場合に有効です。
手順
❶シートを整理する
・操作内容ごとにシートを分ける
(例: 基本操作、関数説明)
・見出しやラベルをセルに入力して、情報を区分します。
❷操作手順を記載する
・ステップごとに番号を付けて説明を記載
・必要に応じて、セルの背景色や枠線を活用して強調します。
❸実例を記載する
・関数や操作を実際に入力した例をシート内に作成
・スクリーンショットやコメントを挿入して補足説明を追加します。
❹ビジュアル要素を追加する
・「挿入」タブから図形や画像を追加。
・グラフを挿入してデータの意味を視覚的に伝える。
注意点
・必要以上に多くのシートを作らない。
・セルに説明を入れすぎると見づらくなるため注意
・ファイルの保存形式は、Excel形式(.xlsx)とPDFを併用するとよい。
Excel 2021 基礎 Office 2021/Microsoft 365 対応 (よくわかる) ↓
⑤画像の活用方法
画像は、マニュアルの理解を深めるために非常に重要です。以下のポイントを意識して活用します。
❶画像を撮る
・スクリーンショットツール(Windowsなら「Snipping Tool」、Macなら「Command + Shift + 4」)を使う。
・操作中の画面をそのままキャプチャし、必要な箇所を切り取ります。
❷加工する
・重要な部分に赤枠や矢印を追加する(PowerPointや無料の画像編集ソフトで簡単に加工可能)
❸画像の配置
・説明の直後に画像を配置して、操作イメージを具体的に伝える。
・画像のサイズを適切に調整し、文書全体のバランスを保つ。
❹キャプションを付ける
・各画像に簡潔な説明文を付ける
(例: 「図1: ファイルを保存する画面」)
⑥まとめと注意点
内容は簡潔に
初心者に伝わりやすいように、専門用語を避けて分かりやすい表現を使う
適切な余白
詰め込みすぎず、見やすいレイアウトを心がける。
ファイル形式
完成後はPDF形式に変換して配布する。
レビューを依頼
第三者に確認してもらい、誤字脱字やわかりにくい点を改善する。
以上の手順を実践すれば、初心者でもわかりやすいマニュアルを作成できます。