Excelで出来る事、便利な事15選の使い方(知らないと…)
Excelでできることと基本操作
①セルにデータを入力する
使い方
・Excelを開き、任意のセルをクリックして文字や数字を入力します。
・入力を確定するには、Enterキーを押します。
ポイント
セル内のデータは、クリックして再編集できます。
また、Tabキーを押すと隣のセルに移動できます。
注意点
入力データの種類(文字列、数値、日付)に応じて表示形式が自動的に変わることがあります。
これを制御するには「セルの書式設定」を使います。
②基本的な計算(四則演算)
使い方
・数式は「=」から始めます。例: =5+3、=A1-B1
・四則演算の記号:
・足し算: +
・引き算: -
・掛け算: *
・割り算: /
ポイント
セルの参照を使うと、動的に計算できます。
注意点
セルに文字列が含まれている場合、エラー(例: #VALUE !)が出ることがあります。
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③SUM関数(合計値を求める)
使い方
・範囲内の合計を求めるには、=SUM(A1:A10) のように入力します。
ポイント
範囲を選択すると、自動的に候補として表示されるので便利です。
注意点
範囲内に文字列があると自動的に無視されます。
④AVERAGE関数(平均値を求める)
使い方
・平均値を求めるには、=AVERAGE(A1:A10) を入力します。
ポイント
範囲内の数値の平均を計算しますが、空白セルは計算に含まれません。
注意点
0が含まれると結果が低くなるので、データを確認してください。
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⑤IF関数(条件分岐)
使い方
・条件に応じて結果を変える場合、=IF(A1>10, "大", "小") のように記述します。
ポイント
条件が真の場合と偽の場合の結果を簡単に指定できます。
注意点
複雑な条件の場合は、AND や OR と組み合わせると便利です。
⑥VLOOKUP関数(縦方向の検索)
使い方
・指定した範囲からデータを検索し、該当する値を取得します。
例: =VLOOKUP(検索値, 範囲, 列番号, 検索方法)
ポイント
商品の価格や社員情報などのデータを参照する際に役立ちます。
注意点
検索範囲の最初の列に検索値が含まれている必要があります。
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⑦HLOOKUP関数(横方向の検索)
使い方
・横方向にデータを検索します。記述方法はVLOOKUPと同様です。
ポイント
表の構造が横向きの場合に利用します。
注意点
VLOOKUPと同じく、検索値が一致しない場合にエラーが出ることがあります。
⑧CONCATENATE関数(文字列の結合)
使い方
・複数のセルの内容を結合します。
例: =CONCATENATE(A1, " ", B1)
ポイント
改行を追加する場合は、CHAR(10) を組み合わせます。
注意点
改行を使う場合、セルの書式設定で「折り返して全体を表示する」を有効にしてください。
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⑨COUNT関数(セルの個数を数える)
使い方
・数値が入力されているセルの数を数えます。
例: =COUNT(A1:A10)
ポイント
データの入力状況を確認する際に便利です。
注意点
文字列や空白セルはカウントされません。
⑩COUNTA関数(空白以外のセルを数える)
使い方
・数値や文字列を含むセルの数をカウントします。
例: =COUNTA(A1:A10)
ポイント
データ全体の個数を把握する際に役立ちます。
注意点
空白セルは無視されます。
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⑪LEFT関数・RIGHT関数(文字列の切り出し)
使い方
・LEFT関数: 文字列の左から指定した文字数を取得します。
例: =LEFT(A1, 3)
・RIGHT関数: 文字列の右から取得します。例: =RIGHT(A1, 2)
ポイント:
部分的に文字列を抽出する際に便利です。
注意点
文字数を超える値を指定すると全体が返されます。
⑫MID関数(文字列の一部を取得)
使い方
・指定した位置から文字列を切り出します。
例: =MID(A1, 2, 3)
ポイント
中央部分の文字列を取得したいときに便利です。
注意点
開始位置が文字数を超える場合、エラーになります。
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⑬LEN関数(文字数を数える)
使い方
・セル内の文字数をカウントします。
例: =LEN(A1)
ポイント
スペースも文字数としてカウントされます。
注意点
全角文字と半角文字が混在している場合、正確に数えられないことがあります。
⑭TRIM関数(余分な空白を削除)
使い方
・セル内の余分な空白を削除します。
例: =TRIM(A1)
ポイント
コピー&ペーストで空白が混入したデータを整理するのに便利です。
注意点
文字列の間の空白は削除されません。
⑮条件付き書式(データの可視化)
使い方
・データに応じてセルの色を自動的に変更します。
「ホーム」タブ → 「条件付き書式」から設定可能。
ポイント
重要なデータを強調する際に有用です。
注意点
ルールを複数設定する場合、優先順位に注意してください。
まとめ
これらの機能を活用することで、データの入力、管理、分析が効率的に行えます。
まずは基本的な操作に慣れ、徐々に関数や便利機能を使いこなしていきましょう。