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Pythonプログラミングの入門


Pythonとは?

Pythonは、汎用性が高く、簡潔で読みやすいコードが特徴のプログラミング言語です。
データ分析、Webアプリケーション開発、機械学習、自動化など、幅広い分野で使用されています。


特徴

・簡単な文法
初心者でも理解しやすい。

・豊富なライブラリ
データ処理やグラフ描画、機械学習に便利なライブラリが多い。

・プラットフォーム非依存
Windows、Mac、Linuxで動作する。


Pythonの基礎文法


①環境構築

❶Python公式サイトからPythonをダウンロードし、インストール。
❷必要に応じて、エディタ(例: Visual Studio Code)をインストール。
❸コマンドラインやターミナルで以下を実行し、Pythonが正しくインストールされたか確認。

python --version

②基本的な構文

Hello, World!

Pythonの最初のプログラムとして、画面に「Hello, World!」を表示してみましょう。

print("Hello, World!")

変数とデータ型

Pythonでは型を宣言せずに変数を定義できます。

# 文字列型
name = "Python"

# 整数型
age = 25

# 浮動小数点型
height = 5.8

# ブール型
is_programmer = True

リストとループ

リストは複数の値を格納するデータ構造です。

fruits = ["apple", "banana", "cherry"]

# forループでリストを操作
for fruit in fruits:
    print(fruit)

③条件分岐と関数

条件分岐

x = 10
if x > 5:
    print("xは5より大きい")
elif x == 5:
    print("xは5です")
else:
    print("xは5より小さい")

関数
Pythonではdefを使って関数を定義します。

def greet(name):
    return f"こんにちは、{name}さん!"

print(greet("太郎"))

④ファイル操作

PythonでExcelファイルを操作するには、openpyxlライブラリが便利です。

Excelファイルの読み書き
以下は、Excelのデータを読み書きする例です。

from openpyxl import Workbook

# 新しいExcelファイルを作成
wb = Workbook()
ws = wb.active

# データを追加
ws['A1'] = "名前"
ws['B1'] = "年齢"
ws.append(["太郎", 25])

# 保存
wb.save("example.xlsx")

Excel VBAとの違い
柔軟性
Pythonは外部ライブラリを利用して、Excel以外のファイル形式も簡単に扱える。

コードの簡潔さ
VBAは独自の構文を持つ一方、Pythonのコードはより簡潔で可読性が高い。

移植性
VBAはExcelに依存するが、Pythonはどの環境でも動作可能。


注意点とポイント

❶インデント
Pythonではインデント(スペース)が非常に重要です。不適切なインデントはエラーの原因となるので注意してください。

if True:
    print("正しいインデント")

❷ライブラリの利用
必要なライブラリはpipコマンドでインストールします。

pip install ライブラリ名

❸例外処理
エラーが発生する可能性のあるコードには例外処理を追加しましょう。

try:
    result = 10 / 0
except ZeroDivisionError:
    print("ゼロ除算エラーです")

実践例題

以下に、簡単な課題を提示します。実際にコードを書いてみましょう。


例題 1【数値の合計を計算するプログラム】

リストに含まれる数値の合計を計算してみてください。

numbers = [1, 2, 3, 4, 5]

# 合計を計算する
total = sum(numbers)
print("合計:", total)

例題 2【FizzBuzz問題】

1から100までの数値を出力し、3の倍数では「Fizz」、5の倍数では「Buzz」、両方の倍数では「FizzBuzz」と表示するプログラムを書いてください。

for i in range(1, 101):
    if i % 3 == 0 and i % 5 == 0:
        print("FizzBuzz")
    elif i % 3 == 0:
        print("Fizz")
    elif i % 5 == 0:
        print("Buzz")
    else:
        print(i)

Pythonを使えば、Excel操作やデータ処理を効率化できるだけでなく、幅広い用途に対応できます。

小さなプログラムから始めて、徐々に実践的なスキルを磨いていきましょう!

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