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生成AIを使って漫画を作る方法


①はじめに

近年、AI技術の進化により、誰でも簡単にイラストや漫画を作成できるようになりました。特に無料で使える生成AIを活用すれば、絵が描けない人でもオリジナルの漫画を制作できます。

本記事では、無料の生成AIを使って漫画を作る方法を初心者向けに具体的に解説します。ストーリーの考え方や注意点、活用のポイントも紹介するので、ぜひ参考にしてください。


②漫画を作るために必要なもの


❶ ストーリー(プロット)

漫画の土台となるストーリーを考えます。これについては後述します。


❷画像生成AI(無料)

無料で使える画像生成AIを活用します。代表的なものは以下の通りです。


❸セリフ・吹き出し編集ツール

漫画にはセリフや効果音が必要です。以下のツールを活用すると便利です。


③漫画のストーリーの考え方

漫画作りで最も重要なのがストーリーです。初心者でも簡単に作れる方法を紹介します。


❶3つの基本構成を考える(起承転結)

物語を作るときは「起承転結」を意識しましょう。

1. 起
主人公や世界観を紹介(例:「高校生の主人公が不思議な猫と出会う」)
2. 承
事件が起こる(例:「猫が突然人間の言葉を話し始める」)
3. 転
意外な展開(例:「実は未来の自分が猫に転生していた」)
4. 結
物語の結末(例:「猫の正体を知った主人公が新たな決意をする」)


❷AIを活用してアイデアを出す

ストーリーを考えるのが苦手な場合、AIを使って発想を広げるのもおすすめです。
・ChatGPT
「高校生が異世界に飛ばされる漫画のアイデアを考えて」と依頼する。
・StoryAI(無料)を使うと、自動でプロットを生成してくれる。


はじめての生成AI ChatGPT「超」活用術 ↓


❸キャラクター設定を考える

漫画には魅力的なキャラクターが欠かせません。

キャラクターを作るのが苦手なら、AIで自動生成する方法もあります。

・Character.AI
AIがキャラを考えてくれる。

・Artbreeder
顔の特徴をカスタマイズ可能。


④画像生成AIで漫画のコマを作る方法

ストーリーが決まったら、AIを使って漫画のイラストを作ります。


❶キャラクターの画像を生成する

例えば、Stable DiffusionやLeonardo.Aiを使って、キャラの画像を作ります。

プロンプトの例(英語)
“A young boy with short black hair, wearing a school uniform, looking surprised, anime style”

このように、キャラクターの特徴を細かく指定すると理想の画像が出やすくなります。


翻訳地獄へようこそ ↓


❷表情違いの画像を作る

漫画ではキャラの表情が大事です。以下のように、AIで様々な表情を作りましょう。

怒り顔(angry expression)
驚き顔(shocked face)
笑顔(smiling face)

AIによっては、元の画像を基に表情を変える機能もあります。


❸背景を作る

背景もAIで作成可能です。

キャラと背景を組み合わせれば、漫画の1コマが完成します。


マンガ脚本概論 漫画家を志すすべての人へ ↓


⑤漫画の編集(コマ割り・セリフ入れ)

AIで作ったイラストを漫画として完成させるには、コマ割りや吹き出しの追加が必要です。


❶無料ツールでコマ割りを作る

以下のツールを使うと、簡単にコマを配置できます。


❷吹き出しとセリフを入れる

キャラのセリフを入れると、より漫画らしくなります。

無料フォントを活用すると、漫画の雰囲気が出やすくなります。


⑥AI漫画作成の注意点


❶著作権問題に注意

AIで生成した画像には著作権の問題が発生することがあります。特に商用利用する場合は、利用規約をよく確認しましょう。


❷AIの生成結果を調整する

AIは時々不自然な画像を作ることがあります。(例:手の本数が違う、目がずれている)
この場合は、別のAIで修正したり、手動で微調整するのがベストです。


❸完成度を高めるには手動編集も必要

AIだけで完璧な漫画を作るのは難しいため、最後は手動で仕上げるのが理想です。


⑦まとめ

無料の生成AIを活用すれば、初心者でも簡単に漫画を作成できます。

手順のまとめ
✅ ストーリーを考える(起承転結)
✅ AIでキャラクター画像を作る
✅ 背景や表情違いを生成する
✅ コマ割り・吹き出しを編集する

AIを上手に活用して、自分だけのオリジナル漫画を作りましょう!

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