Excelを使用してFXの1分足から5分足チャートを自動生成する方法
FXデータの1分足(分ごとの価格データ)を基に、複数の分足(例:5分足)のデータをExcelで自動的に集計・生成します。
前提条件
1. 入力データ
以下のような1分足のFXデータを用意します。
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2. 目標
このデータを基に、以下のような5分足データを生成します。
手順
1. データの準備
❶Excelで新しいシートを作成します。
❷上記の1分足データをExcelに入力します。(またはインポート)
・A列:時間
・B列:始値
・C列:高値
・D列:安値
・E列:終値
2. 5分足のグループを作成
❶新しい列(例:F列)を作り、「時間のグループ化」に使用する計算式を設定します。
1. F2セルに以下の計算式を入力して、1分足を5分足単位にまとめるキーを作成します。
=FLOOR(A2, "00:05")
※ FLOOR関数は、指定した間隔で時間を切り捨てます。
❷F列をすべての行にコピーします。
これにより、5分単位でまとめた時刻が表示されます。
例
❸集計用ピボットテーブルの作成
1. ピボットテーブルを挿入
・Excelの「挿入」タブ → 「ピボットテーブル」を選択。
・ピボットテーブル作成画面で、範囲を入力データ全体に設定します。(例:A1:F1000)
・新しいシートにピボットテーブルを作成します。
2. ピボットテーブルの設定
行ラベル
F列(グループ化時間)をドラッグ&ドロップ。
値
以下をそれぞれ設定します。
始値(B列)
最初の値 → 集計方法「最初の値」
高値(C列)
最大値 → 集計方法「最大値」
安値(D列)
最小値 → 集計方法「最小値」
終値(E列)
最後の値 → 集計方法「最後の値」
❹フォーマットの調整
ピボットテーブルの出力結果を、見やすい形式に整えます。
・列名を適切に変更
(例:「最初の値」を「始値」に変更)
・必要に応じて、フォーマットを調整。
(小数点の表示桁数など)
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テンプレート
以下の手順で作成したテンプレートを保存しておくことで、次回以降の作業が簡単になります。
❶1分足データ入力用のシートを作成し、「分足データ」など名前を付ける。
❷ピボットテーブルを含むシートを作成し、「5分足データ」など名前を付ける。
❸ファイルを保存し、必要に応じてデータ部分のみ更新して再利用します。
注意点
❶入力データの形式に注意
日時や価格データが正しくフォーマットされていないと、エラーが発生する可能性があります。
・日付と時間は「YYYY/MM/DD HH:MM」の形式に統一してください。
・価格データは数値型にしておきます。
❷データ量が多い場合のパフォーマンス
Excelは大量データに弱いため、数万行以上のデータがある場合は処理が遅くなる可能性があります。
その場合、PythonやSQLを検討してください。
❸手動操作の手間を減らす工夫
ピボットテーブルの更新を自動化するマクロ(VBA)や、スクリプトを作成することで効率化できます。
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サンプルファイル
必要であればサンプルテンプレートを作成する方法をお教えしますので、気軽にお問い合わせください!