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PowerPointで、プレゼン用のフレームワークを作るには

PowerPointプレゼンのフレームワークの作成方法を、ポイントや注意点を含めて解説した内容です。

これを基に、自分のプレゼン内容に適したフレームワークを作成してください。


PowerPoint プレゼンテーションのフレームワーク作成手順


①全体構成を決める

プレゼンの目的を明確にし、それを軸にスライドの構成を決定します。

❶タイトルスライド
プレゼンのテーマ、発表者名、日付を記載。
聴衆に最初のインパクトを与えるデザインにする。
❷目次(Agenda)スライド
プレゼンの流れを示す。
各セクションの概要を簡潔に記載。
❸導入(Introduction)
テーマの背景、問題提起、重要性を説明。
聴衆の関心を引きつける具体的な例やデータを活用。
❹本編(Body)
各セクションに分け、論点を順序立てて説明。
一つのスライドにつき1つのメッセージを意識する。
図表やグラフを活用して視覚的に情報を伝える。
❺結論(Conclusion)
主なポイントを再確認。
明確な結論や次のアクションを提示する。
❻Q&Aスライド
シンプルなデザインで、質問を受け付ける時間を設ける。
❼最後のスライド(Thank Youスライド)
感謝の言葉と連絡先情報を記載。


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②各スライドの作成ポイント

タイトルスライド
ポイント
視覚的にインパクトのある画像や色を選ぶ。
注意点
文字が多すぎないようにする。タイトルは簡潔に。

目次スライド
ポイント
視認性の高いリスト形式で構成。
注意点
項目が多すぎると全体が散漫に見えるため、4~6項目程度に絞る。

導入スライド
ポイント
問題提起を明確にし、聴衆が「なぜこの話を聞くべきか」を理解できる内容にする。
注意点
専門用語は最小限にし、簡単な言葉で説明する。

本編スライド
ポイント
視覚要素(画像、グラフ、表)を使って、情報を直感的に伝える。
1スライド1メッセージを意識。
注意点
文字が詰まりすぎないように。
1スライドの文字数は50~60文字程度を目安にする。
色の使いすぎに注意(3色程度に抑える)。

結論スライド
ポイント
プレゼンの核心を簡潔にまとめる。
注意点
具体的な次のアクションやメッセージを提示する。

Q&Aスライド
ポイント
落ち着いた背景やシンプルなデザインで聴衆に集中してもらう。
注意点
必要であれば補足スライドを準備する。

Thank Youスライド
ポイント
連絡先情報を分かりやすく記載。
注意点
連絡先やロゴが多すぎると乱雑に見えるので注意


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③デザインの注意点

フォント
ポイント
視認性の高いフォント(ゴシック体やサンセリフ系)を選ぶ。

注意点
サイズは最低でも20ポイント以上にする。

強調したい部分は太字や色を使い分ける。

色使い
ポイント
テーマに合った色(例えば、ビジネスなら青系、教育なら緑系)
注意点
背景色と文字色のコントラストを十分に確保する。

画像と図表
ポイント
高品質の画像や分かりやすいグラフを使用する。

注意点
無断使用の画像に注意(フリー素材を活用)。

図表に凡例を付け、内容が一目で理解できるようにする。


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④プレゼン準備時の注意点

❶時間配分
各セクションの持ち時間を計算し、無理のない構成にする。
本番前にリハーサルを行い、時間オーバーを防ぐ。
❷リハーサル
聴衆の目線でフローを確認。
スライドの視認性、話し方、テンポを改善。
❸バックアップ
プレゼンデータはUSBやクラウドに保存し、トラブルに備える。


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⑤成功するプレゼンのコツ

ストーリー性を持たせる
データの羅列ではなく、物語のような流れを意識。

練習する

内容を頭に叩き込み、自然に話せるようにする。

聴衆を観察する

相手の反応を見ながらテンポを調整。


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統括

このフレームワークを参考に、自分のテーマに沿ったスライドを順序立てて作成してください。注意点を守りつつ工夫を加えることで、効果的で印象に残るプレゼンを行うことができます。

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