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Low-Codeで業務アプリを作る方法

Low-Codeとは、プログラミングの知識が少なくてもアプリを開発できる開発手法のことです。企業の業務効率化やデジタル化を推進するために注目されています。


①Low-Codeとは?

Low-Codeの特徴
直感的なドラッグ&ドロップ操作
少ないコードでアプリ開発が可能
クラウド上で動作するプラットフォームが多い
データベースやAPIと簡単に連携できる

代表的なLow-Codeプラットフォーム
Microsoft Power Apps(Microsoft 365との連携が強力)
OutSystems(大規模開発向き)
Mendix(柔軟なカスタマイズが可能)
AppSheet(Google Cloudと連携しやすい)


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②Low-Codeで業務アプリを作る流れ

❶目的・要件の整理
まず、どんな業務を効率化するかを明確にしましょう。


「営業部の見積書作成を自動化するアプリを作りたい」

❷プラットフォームの選定
Microsoft 365を使っているならPower Apps
Googleスプレッドシートと連携したいならAppSheet
高度な機能が必要ならOutSystems など

❸データの準備
ExcelやGoogleスプレッドシートをデータベースとして使う
SQLデータベースを利用する
クラウドサービス(SharePoint、Google Driveなど)と連携する

❹UIの設計(画面作成)
Low-CodeツールのGUIエディターを使って、ボタンや入力フォームを配置します。

❺ロジックの実装
ボタンを押したときの処理を設定
データの保存・更新処理を追加
条件分岐(例:「金額が100万円以上なら承認を求める」)

❻テスト
入力・表示・保存が正しく動くかテスト
業務フローと合致しているかチェック

❼運用・改善
業務のフィードバックを受けながら改善
セキュリティや権限管理を調整


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③サンプルアプリ

【例1】シンプルな申請管理アプリ(Power Apps)

機能
ユーザーが申請内容を入力
管理者が承認・却下できる
申請履歴を表示

使うツール
Power Apps
SharePoint(データ管理)


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④取り組む際のポイント・注意点

ポイント
最初は小さなアプリから作る
手作業で行っている業務をアプリ化すると効果大
データの流れ(入力→処理→出力)を整理する
プラットフォームの学習に時間をかける

注意点
複雑な処理は難しい(コードを書く必要がある場合も)
ツールによって制約がある(無料プランは機能制限あり)
セキュリティ・権限管理を考慮する(社内情報の扱いに注意)


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⑤テンプレートを活用しよう

多くのLow-Codeプラットフォームには、業務向けのテンプレートが用意されています。

例えば
Power Apps →「請求書管理」「在庫管理」などのテンプレート
AppSheet →「経費精算」「タスク管理」テンプレート

テンプレートを使うメリット
すぐに試せる
学習コストを下げられる
業務に合うようにカスタマイズしやすい


ローコード/ノーコード最前線 ↓


⑥取り組むメリット・デメリット

メリット
✅ スピーディーに開発できる(数日で業務アプリを作成可能)
✅ エンジニア不要で内製化できる(開発コスト削減)
✅ 既存のシステムと連携しやすい(ExcelやGoogleスプレッドシートと統合可能)

デメリット
❌ 複雑なカスタマイズが難しい(大規模開発には向かない)
❌ プラットフォームごとの制約がある(ツール選定が重要)
❌ 運用コストがかかる(無料版だと制限が多い)


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⑦まとめ

Low-Codeを活用すれば、業務アプリを素早く作成し、業務効率を大幅に向上できます。
まずは 「小さな業務アプリを作ってみる」 ことが重要です。

次のステップとして、具体的なツール(Power AppsやAppSheet)を選んで試してみましょう!

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