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Python で出来る事

Python は、初心者からプロフェッショナルまで幅広く利用されているプログラミング言語です。

そのシンプルな構文と多様なライブラリにより、さまざまな分野で活躍しています。

以下は、Python を使ってできる主なことの例です。


①データ処理と分析

Python は、データを扱うのに適した言語です。以下のような用途で利用されます。

データの整理と加工
CSV や Excel ファイルを読み込んで、必要な部分だけを抽出・加工。
使用するライブラリ: pandas、numpy。
統計分析
大量のデータを基に統計的な分析を行う。
使用するライブラリ: scipy、statsmodels。
データの可視化
グラフやヒートマップなどでデータを分かりやすく表示。
使用するライブラリ: matplotlib、seaborn


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②Web アプリケーションの開発

Python には、Web 開発向けのフレームワークが豊富にあります。

例えば
Flask
軽量でシンプルなフレームワーク。

小規模なプロジェクトに適しています。

Django
より大規模なプロジェクトに適したフレームワーク。

データベース操作や管理画面の作成が簡単です。


③自動化(RPA)

日常の単純作業を自動化するのにも役立ちます。

たとえば
ファイルやフォルダの整理。
ウェブサイトから情報を取得(スクレイピング)。
Excel シートの更新やメールの送信。


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④人工知能(AI)と機械学習

AI や機械学習の分野でも Python は標準的な言語となっています。

画像認識や音声認識のモデル作成。
自然言語処理によるチャットボットの構築。

使用するライブラリ
TensorFlow、PyTorch、scikit-learn


⑤ゲーム開発

2D や 3D のゲームを作成することも可能です。

使用するライブラリ: pygame、Unity(Python スクリプトをサポート)。


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⑥IoT・ハードウェア制御

Raspberry Pi や Arduino といったデバイスを操作するためのスクリプトを簡単に書けます。

困ったときの対処法

❶エラーメッセージを理解する
プログラムが思い通りに動かない場合、Python は詳細なエラーメッセージを出力します。

これを読むことで問題の原因を特定できます。


よくあるエラー例と対処法
SyntaxError(構文エラー)
原因
文法ミス、例えば print 関数の括弧を閉じ忘れた場合など。

対策
エラーメッセージに表示される行番号を確認し、コードを修正する。


IndentationError(インデントエラー)
原因
インデント(字下げ)が不揃い。

Python ではインデントが重要です。

対策
インデントを揃える。

通常、スペース 4 つを使うのが推奨されます。


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NameError(名前エラー)
原因
宣言していない変数や関数を使おうとした。

対策
スペルミスがないか確認し、変数や関数を正しく定義する。


❷公式ドキュメントを読む
Python の公式ドキュメントには、基本的な使い方から応用例まで幅広く記載されています。

公式サイト
https://docs.python.org/ja/


❸検索エンジンを活用する
エラーやわからないことがあれば、エラーメッセージをそのまま検索するのも有効です。

特に、Stack Overflow などの質問サイトに同じ問題を解決した事例がよく見つかります。


❹学習リソースを利用する
初心者に向けた学習リソースも数多くあります。

無料チュートリアルサイト
Python公式チュートリアル

動画講座
YouTube などには無料で学べる入門動画が多数あります。


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❺コードを小さく分ける
問題が発生したら、大きなプログラムを一度に書くのではなく、少しずつ書いて動作を確認しましょう。

分かりやすい Python 実践例

ここでは、簡単なプログラムの例をいくつか紹介します。


例1: 足し算をする簡単なプログラム

# 2つの数字を入力し、足し算をする
num1 = int(input("1つ目の数字を入力してください: "))
num2 = int(input("2つ目の数字を入力してください: "))

# 足し算の結果を表示
print(f"結果は: {num1 + num2}")


実行手順

1. ターミナルやコマンドプロンプトでこのコードを実行します。

2. 数字を2つ入力すると、結果が表示されます。


例2: リスト内の数値を合計する

numbers = [10, 20, 30, 40, 50]

# リスト内の数値を合計
total = sum(numbers)

print(f"リスト内の合計は: {total}")


例3: 簡単なスクレイピング

ウェブページから情報を取得する例です。

import requests
from bs4 import BeautifulSoup

# URLからHTMLデータを取得
url = "https://example.com"
response = requests.get(url)

# BeautifulSoupでHTMLを解析
soup = BeautifulSoup(response.content, "html.parser")

# ページのタイトルを取得して表示
title = soup.title.string
print(f"ページのタイトルは: {title}")


まとめ

Python は初心者でも比較的簡単に扱える言語です。

まずは簡単なプログラムを書き、徐々に応用的な使い方を学んでいくと良いでしょう。

問題が発生した場合も焦らずに、エラーメッセージを読み解きながら少しずつ解決していくことが重要です。

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