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退職後にもらえるお金


① 退職時にもらえるお金


❶退職金

・もらえる人
会社が退職金制度を設けている場合に支給される
・金額て勤続年数や退職理由、会社の規定による
・受け取る方法
会社の人事や総務に確認

※退職金制度がない会社もあるため、事前に就業規則をチェック


❷最後の給与・残業代

・もらえる人
退職月まで働いた人全員
・金額
給与の締め日によって支給額が変わる
・受け取る方法
退職月の給与支給日に口座振込(通常の給料と同じ)

※未払いの残業代がある場合は請求可能


❸有給休暇の買い取り(未消化分)

・もらえる人
有給休暇が残っている人(会社の方針による)
・金額
会社の規定により計算(1日分の賃金×残り日数 など)
・受け取る方法
会社と相談(有給消化するか、買い取ってもらうか)

※法律上、有給買取は義務ではないが、会社によっては対応可能


② 退職後にもらえるお金


❹失業保険(雇用保険の基本手当)

・もらえる人
雇用保険に1年以上加入し、退職後に仕事を探している人
・金額
退職前の給与の50~80%(上限あり)

受け取る方法

1. ハローワークで「求職の申し込み」をする
2. 退職から7日間の待機期間を経て、条件を満たせば受給開始

※自己都合退職の場合、給付開始まで2~3か月かかる


❺退職後の健康保険の給付

退職後は、健康保険の扱いが変わるため注意が必要。選択肢は3つ

(1) 任意継続(会社の健康保険をそのまま続ける)
・もらえる人
退職前に2年以上、健康保険に加入していた人
・金額
会社負担分がなくなり、保険料が約2倍になる
・申請方法
退職後20日以内に健康保険組合へ申請

(2) 国民健康保険に加入(自分で役所に手続き)
・もらえる人
退職後に新しい会社に入らない人
・金額
住んでいる自治体の計算方法による
・申請方法
退職後14日以内に市区町村役場で手続き

※前年の所得によって保険料が決まるため、金額が高くなる可能性あり


❻年金関連(国民年金の免除・減額)

・もらえる人
退職後、収入がなくなり国民年金の支払いが厳しい人
・金額
収入に応じて全額・半額・一部免除などが決まる
・申請方法
住んでいる自治体の役所で申請

※将来の年金額に影響するため、免除や追納制度を活用


❼住宅ローン関連(団体信用生命保険)

・もらえる人
住宅ローンを組んでいる人
・内容
退職後に返済が厳しくなった場合、金融機関に相談すると返済期間の変更や条件の見直しが可能


③ 条件付きでもらえるお金


❽退職後の再就職手当(再就職が早い場合)

・もらえる人
失業保険の受給資格がある人で、すぐに再就職した場合
・金額
失業保険の残り期間に応じて支給
・申請方法
再就職が決まったらハローワークで申請


❾会社都合退職の特別手当(解雇・倒産時)

・もらえる人
会社都合で退職(解雇・倒産など)した人
・金額
失業保険が優遇(自己都合より早く受給開始)
・申請方法
ハローワークで会社都合退職の証明を提出


まとめ

退職後に何がもらえるかを知り、必要な手続きを忘れずに行いましょう。

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