見出し画像

病名を聞いて…🥹


病名【多発性硬化症】

多発性硬化症(MS)は、脳や脊髄、視神経のあちらこちらに病巣ができ、痛みをはじめとする様々な症状が現れるようになる病気です。MSになると多くの場合、症状が出る「再発」と、症状が治まる「寛解」を繰り返します。


1. 医師の診断を理解し、質問する

治療チームと協力
まず、診断を受けたら担当の医師や専門家としっかり話し合い、病気の進行や今後の治療計画について理解を深めましょう。

質問する
わからないことや不安なことは医師に質問して、症状や病気の進行についての情報を収集し、自分に必要な知識を持つことが重要です。


2. 治療方法を選択する

薬物治療
多発性硬化症には、症状の進行を抑えるための薬物治療があります。
医師と相談して自分に合った治療法を選びましょう。

リハビリテーション
リハビリテーションや運動療法で筋力やバランスを保つことも有効です。
理学療法士と相談し、無理のないプランを作成してもらうと良いです。

補完療法
一部の人は、針治療、ヨガ、マッサージなどを取り入れて症状緩和を図っています。
医師に相談し、補助的に行う治療法を検討してください。

多発性硬化症完全ブック第5版


3. ライフスタイルを見直す

健康的な食事
食生活の改善は、症状の進行を遅らせるために重要です。
抗炎症作用のある食材やバランスの取れた食事を意識しましょう。

十分な休息と睡眠
疲れを感じやすくなるため、休息を適切に取り、疲労を管理することが大切です。

適度な運動
無理のない範囲での運動は筋力維持に役立ちます。
ウォーキングや軽い筋トレなど、医師や理学療法士と相談しながら行いましょう。


4. 精神面のサポートを得る

カウンセリング
多発性硬化症は精神的にも負担が大きいため、心理カウンセリングやセラピストの支援を受けることも有益です。

サポートグループ
同じ病気を持つ人との交流を通じて情報交換や励ましを得ることも、精神的な支えとなります。


5. 日常生活での工夫

適切な生活リズム
疲労やストレスを避け、規則正しい生活を心がけましょう。

福祉機器の活用
歩行補助具や生活支援デバイスなど、必要に応じて活用することで日常生活の負担を減らせます。

職場環境の調整
仕事を続ける場合は、職場での負担を軽減する方法について上司や同僚と相談しましょう。
(例:在宅勤務の活用、勤務時間の短縮など)


多発性硬化症完全ブック第5版


6. 定期的なフォローアップ

定期的な診察
進行状況や治療の効果を確認するために、医師と定期的にフォローアップを行いましょう。

症状の記録
日々の症状を記録し、医師に伝えることで、治療方針の調整に役立ちます。


7. 情報収集と最新の治療法の把握

信頼できる情報源を活用
多発性硬化症に関する情報は、医療機関や信頼できるウェブサイトなどから入手しましょう。

最新の治療法のチェック
治療法は進歩しているため、新しい治療法や薬の情報についても医師と話し合い、必要に応じて取り入れましょう。


まとめ

多発性硬化症と診断された場合、医療チームとの協力を通じて治療と日常生活の改善を進めていくことが重要です。

いいなと思ったら応援しよう!