退屈から脱する方法 ~教師がイチローの情熱大陸を見て考えたこと~
イチローの情熱大陸をみていたら、野球部のことと、令和ロマンの記事と著作のことを思い出したので、つらつら書きます。
いい仕事とは何か
活躍している人はだいたい同じことを言う。
イチローの発言を聞いていると、去年のこの記事を思い出した。
https://popeyemagazine.jp/post-160650/
で、高比良くるまの著書も思い出す
①自分も含めて色んな人が言う「考えて動く」とは?
情報を整理する
戦略を考える
勝負に生かす
定期試験でいうと、、、
テスト範囲を整理する
どの順番でどのように勉強するか考える
実際にやり切る
これが基本。そのうえで
マイナスと思える状況も把握して、そのうえで準備をする
・入試当日に人身事故で電車が動かなかったら?
・最後の夏の大会が雨でやるかどうか微妙
などなど
(行事や部活顧問の仕事は、ほぼこの作業で日の目を見ることはない。でも、それでいい。)
試合も、練習も、一日の過ごし方も全部同じだと思います。
目標設定シートはその手助けです。
②イチローの「目に見えてないものを大事にしているか」の言葉
これは愛工大名電の練習にイチローが訪問したときに選手に語り掛けた言葉。
ラプソードや最新のピッチングマシン。整った施設。そこで練習する選手を見て感じたことが感性が欠落しているということ。
数字で表せる部分はそこを伸ばしていけばいいが、
人間のやることはそれだけでは決まらない。
数値化されない部分にまでこだわって取り組むことができるか。
イチローや松井秀喜は数字とデータに動かされ、役割とかこだわりが欠落したMLBは退屈だと指摘している。
高槻野球部は最低限の体力がないのでいまのままでは強い速球が来たら何もできずに終わる。
そこを追い求めつつ、目に見えない感性を磨く必要がある。
それと、これを言ったら相手はどう思うかを考える
職員室に遅れた提出物を出しに来たり
何か報告をしたり
質問しに来たり
そのときの態度や言葉の使い方
お願いってのは基本的にインターホンを押す、ドアのノックと同じ。
夜中に来たら腹が立つし、なめた態度なら腹が立つし、どうでもいいことなら腹が立つ。門前払いされて終わる。
じゃあ、どうすればいいのだろう。
仕事も勉強も恋愛も基本的にはこれです。
仕事ができる人は話ができる。
頭がいい人は質問もいい。
恋愛は言わずもがな。
どんなに試験の数字が高くても面接でなにもしゃべれなければどこも採用しない。(でも数字が高ければ高い方がいいのは当たり前)
そもそもビビッてお願いできないうちは話が進まない
(見るに見かねた保護者の方が連絡してくることもしばしば)
つまり目に見えるものと、見えないもの。両方を追い求めないとダメだということ。(難しい。)
③自分の頭と体を最大限つかう
現代の日本で壁当てできるところって基本的にないけど、
・車通らない。人通らない。(命が一番大事)
・近隣に住宅ない(迷惑なやつ✖)
・ちょっと送球失敗してもボールがなくならない(ボールは貴重)
・街灯があって夜でも練習できる(練習の質に関わる)
・いい感じで跳ね返る
この条件に合う場所は自分で3つぐらい自分の足で見つけて高校から本格的に始めたファーストの練習はよくやった。
親にお願いするとかではなく、
顧問に文句言うわけではなく、
最大限の頭使って必要な練習をする
(よく100均グッズで家の中で練習もした。そのときに父親に怒られないように音や振動に配慮したメニュー作りをした。)
今の子供たちには、そういう感性が必要で、
じつは学校で練習なくても練習できるし
じつは怪我してても練習できる。
もっとやり方があるはず。
でも、そこに向き合おうとしないんだと思う。
世の中に対する閉塞感とか、うまくいかないこととか、
クレームの前に自分で何とかしてみることが人生を豊かにするんだと思う。