結婚して、家の購入を考えている男性に告ぐ~書斎を手に入れる方法~
結婚して3年になる33歳である。娘も一人いる。
奥さんの様子をみていると「この人はは家を買おうと言うに違いない」「自分の意見は簡単には通るまい」「家を建てたら最後、この娘の成長と共に俺の心と体と私物スペースは侵略されるに違いない」と見当がつく。
そのような未来が待っている人は私だけではないはず。私は絶対に書斎が欲しい。自分の趣味の物や雑誌などをコレクションできるスペースがなければ「買った家に居場所なし」という悲劇が待っている。なんとしても書斎を死守しなければいけない。そして私はそのミッションをクリアした。
なぜ私はこのミッションを実現させたのか。そのステップを書いていきたい。
①あえて安くちょいぼろいアパートを借りる・・・これは頭金を貯めるという意味合いもある
②奥さんが言いだすまでは絶対にマイホームの話はしない。・・・文句の数が日々増えてくることを実感。「それってマイホームが欲しいの?」と絶対言わない。「大変そうだしマイホームでも買おうか」とも言わない。
③奥さんが言い出したとき“意を決して”「買う気はない」と言う。・・・この時のきまずい雰囲気に負けない。
④しばらく文句を聞き続けつつ、ある程度の期間をおいて「書斎があれば考えなくもない」と譲歩する・・・奥さんは喜び半分という感じ。でも、そこまで気を遣わなくていいし、基本的にはあとは奥さんの好みでいい。
⑤打ち合わせの度に自分のプランを自作して持っていく・・・わたしは模型も作った。そして、その話を持ち出すタイミングが大事だ。奥さんの話が終わったと思わせるタイミングで放り込む。しかも中盤で野球でいうと4~6回のどこかだ。先発投手が交代するタイミングである。はじめの方は話す内容が決まってるので無理だし、最後の方は時間と体力がなくなっているので「そんな話いらんから」となる。そこだけを逃さないように相槌を打っていた。
仰木マジック的な継投策を駆使して家に書斎ができた。感無量である。
こうして自分のパーソナルスペースは守られた。逃げ込む場所ができたのは大きい。
この問題は結婚した一般男性共通の問題だと思う。
何となく考えて、家ができてからでは遅い。家の話が出る前が勝負。タイミングを見計らって自分の居場所を確保しよう。