Bicの4色ボールペン
こんにちは。
ぼくはBicの4色ボールペンが好きで使っている。いつでも取り出せるように職場やカバンなどに常備し、ストックもしている。
好きな理由はいろいろあるのだが、1つは書き味。
ボールペンの書き味には大きく分けてヌルヌルとカリカリの2種類があるのをご存じだろうか。ヌルヌルの極致には天下のジェットストリームがあり、カリカリと言えばジュースがある。
ヌルヌルなのかカリカリなのか
ヌルヌルとカリカリには好みがあり、いい悪いとかはないのだけど細かく小さい字を書きたい人はカリカリがお勧めである。しかし、ぼくは筆圧が強いせいか、カリカリ系の細いペン先で漢字などを書くとすぐ紙が破れてしまう。止めて、はねようとすれば紙ごと斜め上にもっていってしまう。
Bicの0.7の太目のペン先は丸く、滅多なことでは紙は破れない。受験勉強の時は強く握りすぎる癖のせいで、頭や体の前にペンだこが先に悲鳴を上げていた自分でもBicであればヌルヌル書ける。
そんな理由で消去法的にヌルヌルを選ぶようになっていった。
ヌルヌル度7
ぼくが好きなBicはジェットストリームがヌルヌル度10だとすればヌルヌル度は7ぐらいである。
ジェットストリームだと思ったよりもペン先が進んでしまい、スケートリンクでジタバタしてすぐこける素人スケーターのようにコントロールしきれない。Biⅽのボールペンは自分のイメージ通りのスピードで進んでくれる。
はじめてPS2(プレイステーション2)でパワプロをしたときに、スティックがぐにゃぐにゃと動きすぎて全くミートカーソルが合わせられずに十字キーに変えざるを得なかったことを思い出す。ニンテンドー64の3Dスティックのコシのある動きが僕には合っている。
少し抵抗感が欲しいのはホテルで名前を書くときも同様だ。
あのホテルのロビーにある石でできたような机と備え付けのボールペンの相性の悪さは異常だ。どこにも抵抗感を見いだせず滑りまくり、小学生みたいな汚い字を書いてガッカリしたことは一度や二度ではない。
やはり、ザラザラとした紙にヌルヌルしたペンで書くのがベスト。僕には更紙(ざらがみ)でできた無印4コマノートとBicの組み合わせで書くときが一番気持ちいい。
書く内容が最も大事なのは言うまでもないのだけど、自分の思考を文字にする時にいちいち引っかかったりストレスを感じる環境は書くことに悪影響を及ぼしかねない。
そんな屁理屈を言いたくなるくらい、Bicで書く気持ちよさがある。Appleは人が使っていて気持ちいいと思う製品を作っているそうだ。普段遣いするからこそ、自分にとっての気持ちよさはとても大事なのだと思う。
至極の一本ではなく、あくまで日用品であり雑貨
ここまでBicについて書いてきたのだが、同じような書き味のボールペンはいくつもある。LAMYのサファリなどは書き味が似ている。デザインもよく、ビジネスシーンでもよく見かける人気商品だ。(『けいおん』で一部の層でもヒットした)
でも1本4000円近くするボールペン。ぼくも1本持っているが、コイツを相棒とすると「探す」という時間が増えてストレスになる。
どこにいったかわからなくなるのがボールペンの宿命で、「さっきまでここにあったのに」「ポケットに入ってなかったかな~」とガサゴソ探すのは面倒くさい。
ありとあらゆるところにボールペンを配置しておけばそんな心配はなくなるわけで、そのためにはリーズナブルなものが良い。
ボールペンはあくまで日用雑貨。肩ひじ張らず使えるものが丁度いい。
最近、ストックしていたものを開封したので、また注文しよう。こうして、ヌルヌルと書きなぐる日々はつづく。