倒立練習はつづく
こんばんは。倒立練習にハマっています。
0000スタジオという配信サービスを使って練習の様子をネット上に公開する期間もありました。
でも、体育館にはWi-Fiが繋がっておらずギガが激しく消費されるため、配信はストップしています。
おそらく、このサービスは上手になる過程を共有し、ファンを獲得し、運が良ければお小遣いもゲットできちゃう仕組みになっているのですが、早々に配信を断念した私にはファンもお小遣いもありません。
でも、モチベーションは下がることなく練習はつづきメキメキと実力を上げています。
倒立をきれいにするためには、その手前にいくつもの課題がありそうで、その課題を自分なりに模索し、練習方を考え、攻略していくという日々です。
これが本当に楽しい。
プロセスエコノミーはできてないけどプロセスをエンジョイすることはできています。
僕のルーティーンは固定されつつあって
①ブリッジができるようになるストレッチ
②倒立歩行30m
③前転後転
④三点倒立メニュー
⑤壁倒立メニュー
⑥壁倒立で腕立て
⑦しんぴ倒立練習
これを15分程度で行なっています。ブリッジのおかげで倒立歩行が格段に上手くなり、壁倒立の腕立てが回数をこなせるようになったあたりから、バランスを崩した時の粘りも出てくるようになりました。
いまは、しんぴ倒立のためにバランスを崩した時の立て直しのための課題に取り組んでいます。
まだまだ恐怖心もあるし、できそうな感覚はないのですが各練習の内容が良くなったり、それが倒立に反映されたりするととてつもなく嬉しく、朝からとてもテンションが上がっています。
いつまでに仕上げるという期日を設けず、何のためにという強烈な目的も持たず、日々工夫をしながら取り組んでいることがこれほど自分の生活を豊かにしてくれている事実。
これは教師をしていて、指導していることと矛盾したものがあります。
学校では試験日があり、覚えるべき範囲があり、それを期日までに覚えるようにするシステムを採用しています。受験も高3の1月に共通テストを行い、2月以降に一般試験が行われます。
そこに向けて教師は「早く勉強しはじめろ」「間に合うようにがんばれ」と尻を叩きます。
これは僕の倒立の取り組みとは真逆にあるものです。その期日までに成果を出さなくてはいけない。そうでないと将来が決まってしまう世界観。学校が学ぶことの楽しさを教えることではなく、進学実績を競うことが当たり前になっている。だからといって国際的に日本が学力が高いかというと年々成績が低下していることはいろんなところで報じられています。おそらくいま進んでいる方向は本質からズレているのでしょう。
僕が倒立練習が楽しいのは、変化する実感です。確実に自分が変わっている実感が持てているからです。
教師であれば授業を通して生徒にそのような実感を味わってもらうことが大事なのかと思いました。
ただ基準をクリアしてるかどうかを見て評価するのではなく、生徒たちが何を感じ、どう変化していくのかを指導できる存在にならなくてはいけない。
教師というのはつくづく奥の深い仕事だと痛感しています。答えはないですが、まずは自分自身が何かに挑戦することを楽しみ続けないと伝わらないと思うので、まずは倒立をマスターしたいと思います。
そういう意味で倒立練習はこれからもつづく。