アベンジャーズエンドゲーム
アベンジャーズエンドゲームを鑑賞。
一大MCUムーブメントもスタン・リーとともに一区切りと言ったところか。スターウォーズと同じくディズニーが受け継いでどうなっていくのか、少し違うスタンスで観ていくことになるだろう。これからも変わらぬ社会に正義を問う作品であってほしいと願うばかりである。
アイアンマンがすべてのはじまり
なんと言ってもまずはアイアンマン。
金持ちでわがままでセクシー。アイアンマンのヒットとともにMCUブームが始まったと言っても過言ではない。
なんといってもスタークタワーでAIやマシンを使いこなす感じがカッコ良すぎる。3Dで浮き上がった図形や設計図を手でシャッシャッと動かしてるところなんか、なんだかよくわからないけどカッコイイなあとなるし、アイアンマンが一仕事終えてスタークタワーに戻ってくるところでは当然空を飛んで帰るわけですから正面玄関入って、社員証をピッとしてエレベーターなんてことはするわけない。最高階にびゅーんと飛んできてブウォーンと着地して、そこから歩いていく間に徐々にスーツが外れていき、部屋に入った時にはTシャツとパンツスタイル。その流れるようなシーンにカッコイイ。マシンとの融合カッコイイ。となってしまいました。
ロバートダウニージュニアのセクシーさに加え、マシンの気持ちよさと献身的な美人秘書がそろうアイアンマンは、まさにウォール街の理想。ニューヨークの勝ち組。
全部持ってるのに嫌味じゃない。それがロバートダウニージュニアでありアイアンマン。
アメリカの理念を具現化するキャプテンアメリカ
日本が自然をベースにした信仰が多い国とするならばアメリカは理念の国と言われるそうです。
アメリカの理念は「尊厳と自由」
もともとアメリカが大事にしていたものを世の中に問い続けるヒーローがキャプテンアメリカ。なぜアメリカは銃社会であるのか。それはキャプテンアメリカが闘う理由、シビルウォーでアイアンマンと対立した理由と同じである。
政府が必ず正しい判断をするわけではない。間違った判断を下したとき革命を起こせるようにしなければいけない。それは真の民主主義社会でもある。
正義の名のもとに彼らは私たちの尊厳と自由を奪うことがある。そうさせないために闘わなければいけない。労働組合であれば鑑のような存在である。
戦争に使う武器を作ってきたスタークと政府と戦うことも辞さないアイアンマン。彼らの関係性はMCUシリーズの肝であるし、アメリカ国民に「正義とは何か」を問うスタンリーの考えが詰まっている。
エンドゲームなのにサノスの野望は止まらない
今回のエンドゲームはインフィニティ―ウォーの決着をつける回なので、そこはチェックしといたほうが良い。
サノスというラスボスの名前の由来はタナトス。
タナトスとはギリシャ神話で死を象徴する神であり、死へ向かう欲求という意味もある。その自滅願望、一度リセットしたいという願望が彼の行動力になっていく。
指ぱっちんで人口を半分にして(食糧問題環境問題対策をした後)隠居しているシーンというとんでもない登場シーンからはじまり、最後はあっけなくやられる。
正直サノスがやられたことにカタルシスは感じなかったが、パラレルワールドでサノスを発見。
この語り口。論理。すべてサノス。
かれは着々と石を集めてるね。自民党総裁の指ぱっちん。恐ろしや。。。。
アベンジャーズが最高な理由
絶望的な状況でギャグが言える奴らであること
これは自分だと思えるキャラがいるスタンリーのキャラ設定のうまさ
弱者のために戦うというよりも弱者が立ち上がって戦う姿がある
人間は不完全である。そして運不運がある。その時に社会に対してどう入っていくか、自分を救済するかをスタンリーは教えてくれたんだと思う今日この頃。
スタンリーありがとう。