勘違いされずに伝わる距離感と信頼感が悩ましい話。
誰かと話していて、いいたいことを飲み込むことがある。わたしの場合、それは作家だということが多いのだけど、飲み込む理由は、いいたことをシンプルに言うと誤解されてしまいそうで、それを恐れて頭の中で「説明」をつけたしていくと時間がかかり、伝えるタイミングをのがしてしまうから。
先日は「考えて手が止まるから、どんどん手が動く人がうらやましい」ということを言われていて、わたしもまったくそのとおりなので、共感しかなかったのだけど、先日読んだ本の中に「考えるなんて驕ってる。自分になにかいいアイデアが浮かぶと思ってる。手を動かすことがすべてだ」みたいなことが書かれていて、それがわたしにとても刺さってそのとおりだなぁと思って、考えるふりしてたのをやめた。(完全にはやめられないけど…)
これをそのまま作家に「考えるって驕ってるってことらしいですよ」みたいな伝え方したら…「はぁ?」ってなるよな…うーん。
読んだ本の話なんですけど…わたしもまったく一緒だから共感するんですけど…全部が全部そうだとは言えないですけど…
伝えるのがめんどうになってきた。
親しき中にも礼儀ありだから、思ったことをそのまま誰にでもいうことは違うのではと思うけど、もうちょっとなんか伝えられたらいいなぁと。実際、考えすぎずに手を動かすのがいいんじゃないですかってことが言いたかっただけだし、そこに悪気なんてないし、あれ?
「考えすぎずに手を動かすのがいいんじゃないですか」
これでよかったのかな?
いや、これだと軽すぎて「簡単に言うな」って反論されて終わるよな。うーんうーん。伝え方ってむつかしい。勘違いされずに伝わる距離感と信頼感ていうタイトルにしたけど、そんなことじゃなくて「伝え方」をちゃんとできてたらよかったんだよな。距離感や信頼感なんて油断と甘えだわ。…と数日前にあったことを今でもうじうじ考えている。
これ読んで勉強したほうがいいかな。
コミュニケーションは伝えてにほとんどの責任があるというし。