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過保護の中にひたひたに浸かる。
まわりに病気のことを話したらとても気を使ってくれるようになった。
スタッフの一人は、免疫力アップや!となんやかんや
食事のアドバイスをしてくれたり、実際に国産無農薬減塩の梅干しや
古代米でつくったという甘酒なんかを自宅に送ってくれたり。
あっためようと電気ストーブをこちらに向けてくれたり、
乾燥していると思えば加湿器を自宅から持参してくれたり。
自宅でも、ちょっと咳き込むようなことがあれば
ソファでくつろいでいた同居人が立ち上がり、
背中をさすりにきてくれたり(今までそんな事があっただろうか?!)
湯たんぽをプレゼントしてくれたり。
仕事もフォローしてくれるし、早く帰らせてくれる。
本当にありがたい。
気づけばネガティブなことを考えてる。
ものすごく自然に。
こういう時期は大事にしてもらってるんだなぁという実感に
ひたひたに浸りたいのだ。
そういうときがあったっていいじゃないか。
そんな風に思って過保護にされるままになっていたけど
これっていつまで続くのだろう。
治療は長期戦になりそうだし、
みんなのやえちゃんをフォローしなきゃ!という気持ちが
いつまで続くのか…
途中で切れられることほど悲しいことはない。
こっちはこれからだっつーの。
こういうことの危機管理能力はやたらと高いので、
こんな状態はいつまでも続かない、今だけ。
なんて自分に言い聞かせながらも、カラダの痛みが気になり、
とくに腰が痛いときはメソメソした気持ちになり、
しっかりする気力も出ず、なにもできずになすがまま。
ただただ与えられる愛情に浸っている。
まぁいいか。