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(24) 日産 ラルゴ SX-G GTパック 4WD (1995年)

日産 ラルゴ SX-G GTパック 4WD (1995年)
所有期間 2006年10月~2007年11月

■日産 ラルゴ SX-G GTパック 4WD について
初代セレナをベースにボディを大型化したセミキャブオーバースタイルのミニバン。
ボディは3ナンバー専用で、内外装とも高級感を強めるとともに、装備水準は多彩なシートアレンジやイージークロージャーといった快適性の向上はもとより、4WS「スーパーハイキャス」を設定するなど、ミニバンでありながらもGTとして十分な性能を持つ。
ドア枚数は右側1枚、左側2枚(うち1枚はスライドドア)、リア1枚の4ドア構成で、乗員定数は7名。
前席とセカンドシートのウォークスルーがないことや、スライドドアのガラスがハメ殺しであったりと、現在のミニバンからすると物足りない部分もあるが、当時としてはミニバンの第一線で好調な販売を続けた。
現在では生産終了している。

■現車紹介

インパネ周り。前席ウォークスルーではないため、ドライバーは室内移動できません。
セカンドシート。ベンチシートですが、左右が独立して180度回転します。

■個人的な概要
会社の同僚さんから車検の切れる前日に「もらってくれ」と言われ、そのまま入手。
受け取るにあたり、話を聞くと「車検を受けに行ったら、オイル漏れがしていて、修理に結構かかるといわれた」とのこと。
結局、オイル漏れはクランクシールの交換で修理完了。

・走りに関して
エンジンはガソリンエンジンの2.4リットルNAで、これまで所有してきた初期型オデッセイやタウンエースノアよりもパワーがあるはずなのだが、車重のせいか、はたまた走行距離のせいか、「タウンエースノアより加速するが、オデッセイより遅い」といった感じ。
足回りは18万km経っていることもあり、お世辞にもよいとはいえないが、ただ、タウンエースノアと比較してリアの落ち着き具合は悪くない。
GTショックアブソーバとスーパーハイキャスがついているが、これらを意識するような感じはなく、「まあ、普通のミニバンかな」といった感じである。

・内装や使い勝手
オデッセイやタウンエースノアとの比較となるが、まずはタウンエースノア(ロイヤルラウンジ7人乗りセカンドキャプテンシート)との比較をしてみる。
ラルゴの場合、運転席と助手席はセンター部分も含めてお互いが完全に孤立しているため、前席から後ろに行く。あるいは運転席から助手席に行く。といった移動そのものができないため、オデッセイやタウンエースノアになれてしまうと結構不便を感じる。
セカンドシートはベンチシート(4:6分割で独立してスライドするが左右に隙間がない)のため、室内でのサードシートへの移動はできないが、そもそもサードシートに人が頻繁に乗ることはないため、さして問題はないと思う。
シートアレンジはほとんどタウンエースノアといっしょであるが、5ナンバーサイズのタウンエースノアに対し、横幅の広いラルゴのほうが左右の開放感は大きい。
ただ、ラルゴのほうが床面が高く、それでいて天井が低いため、頭付近の開放感はオデッセイやタウンエースノア(ハイルーフ)のほうが上である。
装備水準は高く、セカンドシートからリモコンでエアコンを操作できるのは結構便利である。(タウンエースノアの場合、セカンドシート右側に操作パネルがあるため、左側に座っている人が操作することはできない)
タウンエースノアと比較して、もっとも違うのはスライドドアのガラスがハメ殺しであること。
特にタバコを吸う人がセカンドシートに乗った場合、タバコは吸えないと考えたほうがいい。
全体的に「一昔前の3ナンバーミニバン」として、その中心にいるようなクルマである。

・問題点
基本的に使用していない(修理で移動するなどの使用のみ)のでなんともいえないです。

・個人評価
どうしてもタウンエースノアとの比較になってしまうが、「どっちもどっち」な感じがする分だけ、ラルゴは割高なクルマである印象が強い。
納得いかないのはタイヤサイズで、前後のタイヤサイズが異なるというのは、この手のクルマでは致命的だと思います。
あと、このラルゴを手放した同僚さんは、すぐに「初期型オデッセイのマイナーチェンジ後2.3リットルモデル」を購入し、オデッセイを大変気に入っています。