(37) 日産 Be-1 (1988年)
日産 Be-1 (1988年)
所有期間 2006年10月~2007年02月
■日産 Be-1 について
昭和62年から63年までの2年間、限定1万台で生産された日産パイクカーシリーズ第一弾。
もともとはモーターショーで参考出展されたコンセプトカーであったが、その斬新さと懐かしさが融合したスタイリングと手軽でありながらも存在感のあるイメージが評価され、限定車として生産された。
ベースには初代マーチ(K10型)を用い、エンジンはノンターボ仕様のマーチをエンジンをそのまま流用する一方、ボディは部分的に樹脂パネルを採用するなど、ショーカーにほぼ忠実な内外装で市販された。
カラーバリエーションは発表当初は黄色、白、赤、青の4色で、ノーマルルーフとキャンパストップの2車種を用意。ミッションは5速マニュアルと3速オートマを用意した。
販売価格はパワステ/エアコン/カーステ無しのノーマルルーフで5MT/129.3万円であり、これは当時のマーチコレット(ほぼ同一装備のマーチ)の81.8万円に比べ割高であったが、発表と同時に注文が殺到し、約2ヶ月で完売となった。
また、月生産台数は当初400台であった(のちに600台に増産)ため、流通市場ではプレミアが付き、一時は300万円を越える価格で売買されるなど、その人気はとどまるどころか拍車をかけることとなった。
また、若い女性や若年層に支持されたBe-1は、Tシャツ、パーカー、バッグ、時計、財布といったグッズも販売され、青山には「Be-1ショップ」が開店、その知名度を一気に広げることとなった。
■現車紹介
■Be-1スーパーターボをサーキットで全損したため、ボディ差し替えのため購入
2006年10月14日、山梨県にあるミニサーキット「スポーツランドやまなし」にて、Beost-Ver.5を横転させてしまいました。
状況はいわゆる「一発廃車コース」でしたが修理することとしました。
修理にあたっては、ノーマルのBe-1(ノーマルルーフAT車 パンプキンイエロー)を購入し、そこにBeostの中身をそっくり移植し、ボディを全塗装しました。
結局、「修理」というより、「もう一台作り直した」といった作業となりましたが、とりあえず無事に修理が完了しましたので、これをもって「Beost-Ver.6」としました。
仕様としては、これまでのVer.5とあまり変わりませんが、簡略化されている部分があります。