【ライブレポ】葉月(lynch.)「奏艶」@中野サンプラザ 2021-12-12
お疲れ様です!!
本日は葉月@中野サンプラザで「奏艶」でした!
1番太ってた時期から30kg痩せたので、黒コートや黒のYシャツが着られるよつになったし、
かなり久々にバンTじゃない黒づくめコーデ。
とまぁ私の話はその辺にしといて、、
中野サンプラザは2年半ぶりで、lynch.のホールツアー以来に行きましたね。
FCではなくオフィシャル先行で申し込んだので、上手側かなり真後ろで今回は参戦。
開演前のSEはBjork。
↑このアルバムを曲順に流してる感じでした。
静かな感じが奏艶に合ってたし、最後の曲のバスドラと同じぐらいの勢いで打つ心臓の鼓動に楽しみを隠せなかった。
曲に集中しすぎて、MCはほとんど覚えてませんw
覚えていてもタイミングがごちゃごちゃです
セトリは最後に載せます。
本編
会場は暗転し、生演奏で導入。
前回と同じように中世ヨーロッパ風で、レイトン教授辺りに流れていそうな渋い感じの曲。
幕が上がった時にも拍手は起こったが、そこから黒い人影…葉月さんが入場し、割れんばかりの拍手が上がる。
ウェットで物悲しいピアノイントロから始まったのは「ETERNITY」
前回の奏艶ではトリとも言える曲が、まさかとトップを飾る。ピンク色の華々しい桜吹雪の演出が印象強かったが、それを彷彿させるラスサビのピンク色の照明は、ただただ美しく見惚れるばかりだった。
葉月を照らすホワイトカラーの照明は原曲のMVを意識した色けど、当の本人は漆黒の衣装という点も面白く見えた。後、後ろにも映像で演者達が映ってましたね。
怪しさと激しさが迫力という一体となって、照明は赤い光に会場を包む「D.A.R.K」は圧巻。
間奏のグロウルも流石だし、ここでやるとlynch.のライブで言うなれば、EVOKEみたいな位置になるのかなと思ったり。
巨大な月がスクリーンに映し出され、弦楽器隊のリフが印象的だった「けもの道(Cocco)」
前回の奏艶で、同アーティストの曲をカバーした「水鏡」は和風で美しさが全面に出たものだったが、こっちは原曲に近い殺傷能力高めで攻撃的な雰囲気。
コントラバスのソロがめっちゃかっこよかった。
最後に燃え上がるような映像の演出は歌詞の復讐心を表現していたように見えました。
不穏なピアノイントロや照明の青と緑の配色が不気味に感じた「浸食〜lose control〜(L'Arc~en~Ciel)」
「夏の憂鬱(以下略)」や「花葬」などのラルク曲をカバーしてたが、ここに来てまさかの攻撃的なナンバーをカバー。
原曲のような「静」と「動」の緩急が上手く再現されていて、「静パート」の艶めかしさと耽美感、「動パート」の変拍子は楽器陣はかなり頑張ってて、葉月さんのエッヂを効かせた声もすごく良かった!!
一回目のMCは今までズボンのチャックを確認しちゃったり、何かと緊張したり不安が多い奏艶。
だけども今回は緊張はするけど、ステージに立ってからの不安があまりなく(足はガクガクしてたらしいですが)、ETERNITYを歌っていて「中野サンプラザ広いなー」と思ったそうですw
ソールドも間近で、かなりの客が来てくれたことに感謝をしてました。
その後、歌詞を見る足元のモニターを操作するフットスイッチが固定されてなくて焦ったと語り「絵にならないから、固定しよう」と言ってスタッフさん現るw
ガムテープが綺麗に破れることに感動してたり、肩を叩いて労う姿が印象的でした。
フリをミスってピアノが入ってしまうも「もう一度リハ通りに」と掛け声して「軽蔑」
写真集に着いてきたCDが懐かしいし、ずっと演奏されてるのもあってか、安心出来るクオリティ。
オレンジ色に光る照明は「炎」のように鮮やかだった。
YouTubeで発表したナンバーが満を持して、ライブ初披露(記憶違いがなければ)。
発表されたのと同じアレンジだが、生で聴くのはやっぱ格別ですねw「Wow wowow~」からラストまで本当に無駄がないし、作曲も凄いけどアレンジの凄さも改めて感じました。
自分の中ではコード進行が大好きなタイプで一発で聴き惚れた「ミウ(BUCK-TICK)」
どこか爽やかな照明の青と白の配色だけども、何処か歪な雰囲気がするのは歌詞の単語がたまに生々しいからだろうか。
初めて聴いた曲だけども、絶対原曲で聴きたいし聴いたらハマりそうだなと思った。
MCに入り、10分間の換気タイム。
「YouTubeやってるし行けるから」やスタッフさんに食い気味で「大丈夫です」と豪語するほど強気な葉月さんだが、暫くすると「やべぇなんにも出てこねぇ」と嘆くwww
明徳くんの位置に立って「でら広いっすね」とモノマネするも、定位置に戻り「玲央さんに怒られる」「あいつ以外やったら怒られるわ、悠介さん、晁直さん、玲央さん…」と、玲央さんに畏怖していたりw
なんだかんだ場を繋いでやりくりしていると、楽器隊の皆さんが戻ってきて、チューニングも完了!
途中で葉月さんも「ラ」の音を声に出して合わせてましたw
奏艶、初の試み
「今回はコラボを持ってきまして、ホーンセクションを呼んできました」
トロンボーン、トランペット、サックスの奏者が入場し、サックスの方は早々「スーツにエアマックス」と葉月さんにいじられてましたw
リズミカルに刻み、サビでは感情が爆発する「飾りじゃないのよ涙は(中森明菜)」
葉月さんはCocco然り、以前カバーした「月のしずく(柴咲コウ)」のイメージもあってか、80年代はやらなそうだと勝手に思ってたけど、いい意味でイメージが覆されたし最高にエロかったですw
間奏ではホーンセクションの方々のソロを引き立たせるためか、真っ暗な端っこに行ってる姿が「自分だけじゃなく、楽器陣も主役ですよ」と言ってるようにも見えました。
勝手に80年代の曲かと思ったら実はかなり最近な曲だった「レディメイド(Ado)」
リズムが「GHOST(lynch.)」っぽくて手拍子もなってたこの曲だが、ジャズっぽさとロカビリーっぽさが上手く混ざってたし、こちらも原曲に興味持った。
ここで初めてドラムが出てきて、音がいつも聴いてるゴリゴリな音じゃなくてマイルドな感じでいつも聴き慣れた声にゴリゴリじゃないドラム音が鳴ってて新しかったです。
ホーンセクション最後の曲は「エロティカ・セブン(サザンオールスターズ)」
華々しく都会的な雰囲気。
この機会がなかったら、サザンの魅力がわからなかったと感じるぐらい個人的には衝撃を受けましたね。
いい具合にJ-POPと歌謡の間を行っているなーと感じましたし、掘り下げて見ようと思います。
葉月さんのねっとりした低音で「エロティカーセブーン」がエロすぎですねwww
管楽器の方を紹介し、舞台から捌けると。「昔じゃ考えられないですね」とボソリ。
ロックに目覚めた葉月少年は音痴らしく、歌うのが嫌だった話やその時代は管楽器はそんな興味なかったけど、今じゃ魅力あってかっこいいですと褒め倒していました。
次は大作が3曲並びます、と言って始まったのは「Ray(LUNA SEA)」
ドラムが入ってたからか、随所に「ダララッ」ってロールする音が印象強く残ってました。
RYUICHI「河村隆一」とはまた違う深さとセクシーさ。
終始ピアノに聴き入ってました(原曲のアルペジオフレーズが至高で、ピアノがそのフレーズを弾いてるからだろう)
お次は奏艶でよく聴いている「至上のゆりかご(黒夢)」
2016の頃から奏艶を見てきたけど、編成の違いとかを抜いても、本当にクリーンボイス…歌がレベルアップしたんだなと思うほど、クオリティが仕上がってました。
本当にここのゾーン凄かった…
大作ゾーンの締め括りは「ain't afraid to die(Dir en grey)」
願望してたこのカバーをまた聴くことが出来て、幸せだった。
曲はマイナー調で終始悲しい歌詞なんだけど、言葉の一つ一つが綺麗な表現で、どの披露された曲も素晴らしかったけど、今回のハイライトはこの曲ですね。
MCに入ると大作ゾーンはリスペクトしてる先輩バンドの曲を披露したのもあってか「僕も元々皆さんと同じ何かに熱中して追ってた人間なんで、凄い気持ちが分かるし、感謝の気持ちでいっぱいです」的なことを言ってましたね。
次の3曲は「熱くなるし、衣装を脱ぎたい」と漏らして、ステージから捌ける葉月さん。
楽器陣の方にリクエストして、ピアニストの方とコントラバスが「軽蔑」を演奏。
インストでも綺麗なメロディで、最後の方に葉月さんも少しだけ歌い拍手に包まれてました。
アツくなれる3曲のうち1曲目はlynch.の最新ナンバーである「ALLIVE」
この曲のアレンジは度肝を抜かれたし、弦楽器隊か荘厳で迫力が凄かった。
Aメロで勝手に脳内でギターのリフが流れたので、出来ることならシンフォニック版とか作ったら面白そうだなと思うぐらい合わせて欲しいと思いました。
…ってか、想定しない曲がこうアレンジされるのだから、もう全部アレンジされて来るんじゃないか?って心意義でいた方が…(それでもドキドキ感はきっと変わらないだろうけど)
静寂さを感じるピアノから始まる「Another day comes(Pay money to my pain)」
切なさと激しさが入り混じるボーカルワーク、雄大に響く弦楽器隊、浮遊感のあるピアノ、間奏では緊迫感ある楽器陣、どれを取っても素晴らしいし、奏艶でしか出来ない音がそこにあった。
全体的に燃え上がる印象が強い「PHOENIX」。
命の鼓動を刻むかのようなティンパニー、生きる強さと美しさを感じさせるピアノと弦楽器隊の表現、
絶対に「とある人」との記憶を忘れずにステージに立ち、生きようと意志を確かに持つヴォーカルのシャウト、最高ですね(さっきから語彙力の低下が著しい)
最後に「この場でやれて僕は幸せ者です。本当にありがとうございました。」と感謝を述べてラストナンバー「玉響の灯」
映像の景色や、変わりゆく雲など、曲とマッチした世界観は勿論、「奏艶」という一つの大作映画が終わる…言わば、映画のエンディングテーマに聴こえて、
涙がこぼれそうになりました。
セットリスト
感想
年々進化を見せる奏艶。
編成がどんどん変わっていくだけでなく、和楽器や管楽器など、色々と試す精神がファンを楽しませようって心に繋がってると感じました。
勿論、主役の葉月も触れないといけませんね。
歌の上手さは年々上手くなっていると感じます。
特に「至上のゆりかご」や「ain't afraid to die」では一皮むけて(39歳になられた)葉月さんの声を堪能できました。
2年近くスパンが空いたのもあって、上手くなってるか下手になってるか、が如実に現れる期間だと個人的には思っていて。
葉月さんはちゃんと真面目にトレーニングしてたからこそ、今回の出来は素晴らしいものになったでしょう!
葉月さんがMCで「僕がカバーした曲を聴いて、好きになってくれたら本望です」と言ってたことが、まさにありました。
前回の奏艶で「水鏡(Cocco)」をカバーして、その曲が収録された「ラプンツェル」というオリジナルアルバムを鬼リピしてたんですが、
けもの道もその中に入っていてよく聴いていたので、イントロがなった時はめっちゃテンション上がりましたし、「奏艶で知ったアーティストにハマれる機会」をくれた葉月さんには感謝しかないですね。
また新たにマイブームで歌謡曲が来そうで、音楽って深いなーと思う日々でございます。
そして、Twitterでも葉月さんが呟いてましたが奏艶の始まりがキャパ150の高田馬場CLUB PHASE(2部構成で1部のみ参戦)から始まって、今年はキャパ2200の中野サンプラザ。凄すぎるぜ。。。
奏艶を始まるきっかけになった要因になったひとつ(と思ってる)ライブ、2015年5月8日でピアノで奏でられた「ANEMONE」から見ていた時はここまで広い所でやるとは思ってなかったし、やるなら個人的には東京国際フォーラム ホールAでやって欲しいですね。
それぐらい魅力的なコンテンツで、楽しめると思うので!!
企画が続く限り、私もこうやって文に起こして書くのみなので、楽しみにしています。(第二弾の音源化も待ってます)
本当に最高のライブをありがとうございました!