【Deviloof】Devil's Calling/Angel's Cry
何ヶ月ぶり2回目の音源レビュー(という名の感想殴り書き)
今回はDeviloofの両A面シングル「Devil's Calling/Angel's Cry」について、書いていく。
Deviloof公式の今回の触れ込みはこうなっている。
(以外公式ホームページより原文ママ)
本作品はメンバーの尊敬するミュージシャンから一つのdemoを受け取り、そのdemoを元に桂佑が「Devil’s Calling」を、太輝が「Angel’s Cry」をそれぞれ続きを作るという形で作曲した。
1.Angel's Cry
CDタイトルではこっちが後に来てるのに1曲目w
公式にも書いてある(後に乗せます)が、Deviloof初となるメロスピ(メロディックスピードメタル)ソングとなっている。
「Angel’s Cry」はなんとバンド初のメロディックスピードメタルとなっておりこちらの楽曲は全編に渡りRayがVoを担当している。元が同じ曲だったとは思えない楽曲内容となっており(以下略)(原文ママ)
彼らの音楽を聴いたことがある人間なら分かるだろう。スラミングデスや、デスコアの影響が大きい彼らがメロスピをやるのか、と。
全く彼らがやるイメージは無いだが、しっかりやろうと思えばできてしまう振れ幅の広さを見せてくれた。
イントロやAメロに当たる部分、アウトロの低音バッキングは「らしさ」がありつつも、RAYが全編にわたりVoを務め、美しいオーケストラが鳴り、ラストの「オーオーオオオオー」とアツいコーラスなどメロスピの美味しい所を全面に出している。
つまり……
ギターソロも長編かつツインフレーズがあったり、しっかりツボを抑えてたり、ベースソロとテクニカルで演奏力の高さも見せている。
因みに、ギターソロとオーケストラアレンジには日本のメロデスバンド「GYZE」のRyojiが参加している。
( ˙▽˙ ).。oO(あ、ANGRAの1stと同じタイトル!!あっちはアポストロフィがないけどねー。んなことはいいんだ!メロイックサイン掲げまくるぜ鋼鉄魂万歳!!\m/)
某DQで聞いた事のあるSEで〆
2.Devil's Calling
前曲と繋がるかのようなピコピコ音(多分、Angel's Cryのサビフレーズ)で「ん?公式のブルデスとは…?(以下)」と思ったら、束の間
「Devil’s Calling」は本来のDEVILOOFの持ち味が活かされたブルデス要素の多い楽曲となっている(原文ママ)
「ヴゥゥゥウゥウウウウイイィイイィィイヰヰヰイィィ」 (ズズズンズンズズンズン)
さっきの美メロ、美声、ギターソロ、クサさ、どこかメロスピをやり慣れてない感があったかわいさはどこへやら。
死屍累々の地獄を思わせる雰囲気、スラミングでゴリゴリ、モッシュパートが起こるリフパート、共通点はメタル的「くっさ」なとこか(まぁこっちは「屍の臭いが…」って感じだけど)
桂佑(Vo)のスクリームやデスボは強靭無比、ザクザクに人を切っていくような鋭いギターリフ、マシンガンで殺しまくるようなリズム隊のエグさ。
途中でピコピコ音(さっきと同じモノ)が入るのは、2曲は同じ歌詞故に兄弟曲的なものとして表現が面白いが、そこから何か振り切ったかのようなブラストビートとドラム捌きと、ギターリフは狂気的。
大満足のクオリティで早くライブで暴れ倒したいです^^
総評
やっぱメタルって最高にいいですよね←誰だよ
メタルと言っても様々な表現技法が違えば、取り扱うテーマも同じ場合もあれば異なる場合も多く、特に今回みたいな対極的な2つのジャンルを扱うのは面白い試みだなぁと思いました。
歌詞も同じなのに、前者は永久に愛してるけど余命僅かな感じのある切ない雰囲気なのに対して、
後者は自称ロマンティック系による病んだストーカー的な雰囲気を感じますね。対比してるも風に感じれば、表裏一体もあるなとも感じ、企画モノながらコンセプトがある感じで作られたように思えます。
ボーカルが2人居るし、企画物も言うのもあってここまで極端なものを思いっきりやるのはリスナーもしても、聴いていて面白かったです。
今後の音源も楽しみですねぇ
おしまい
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