スタメン

【マッチレビュー】18-19シーズン ラ・リーガ第13節 A・マドリード対バルセロナ 塩分は控えたほうがいいのだ。

さて、今回は先週末のアトレティコ対バルセロナのレビューを書きたいと思います。
最近リーガの試合はクラシコ以外は見ておらず、アトレティコの試合を見るのはCL決勝以来でした。
なんというかタイトルをつけるのってちょっと恥ずかしいですね(笑)
塩分高めの試合でしたが最後まで読んであげてください。

●スタメン

バルセロナはビダルをトップ下にした4-4-2のダイヤモンド型が基本形。
ここはボール保持・非保持でポジションに変化がありました。
また、アトレティコは4-4-2で綺麗な3ラインを形成。ボール保持・非保持で大きな変化はありませんでした。

●●前半
お互いに守備から入る試合序盤。
アトレティコはもともとそういうチーム(のはず)ですし、バルセロナは前節4点取られて負けているので多くの人が予想通りというか納得の入り方だったんじゃないかと思います。

●ビダルのポジション

バルセロナの基本形は4-4-2のダイヤモンドと書きましたが、ボール保持時にハーフラインを超えた場合はトップ下のビダルは2ライン間にポジションを移していました。
ハーフラインを超える前はビダルは中盤ラインまで下りて4-4-2になるような形でビルドアップをしていました。
ビダルはフリーマン的な感じではありましたが、ボールのあるゾーンによって取るポジションに規則性があったように見えました。

と思っていたんですが。。
見返してみたら上記のような決まりとかではなく、アンカーがCB間に降りたらアンカーポジションに入ったり、メッシが降りたらトップに上がったり、サイドに動いたりなどなど。ボール保持時の1列目〜3列目でのバランサーという感じだったのかなーと思いました。ポジションバランスが悪いところを埋めに行ってたんじゃないかと。

色々なエリアに顔を出していたので、ビダルのスタートポジションがトップ下だったのも前後左右斜めに移動がしやすく納得です。

●アトレティコのボール保持時

アトレティコは4-4-2の3ラインを形成してスペースを作らないように全体でコレクティブに動いていました。
図はサイドにボールが出た時のもの。左サイドだとチェーンを作ってスライドする3ラインがきれいに揃っていました。
ですが逆サイドの18番ジョルディアルバには右SHがマークにいっており、左右のサイドでSBへのケアを変えているのも特徴的だったと思います。

バルセロナがボールを持ち、アトレティコが受ける構図で前半は進みますがどちらにも得点が入るような雰囲気は感じませんでした。
バルセロナは途中からジョルディアルバを裏には知らせてエリア内に侵入を図っていましたが、縦パスをことごとくカットされてチャンスには至らず。
また、アトレティコは前半途中から6番コケと8番サウルの位置をチェンジ。
サウルがジョルディアルバを見る形に変更していました。
コケがSBの位置に降りて対角線のパスを配給するシーンも見られましたが、アトレティコの攻撃に大きな変化はありませんでした。
前半終了間際にバルセロナのセルジロベルトがケガで交代してしまうハプニング以外は、これといったことは起きずに前半は終了します。

●●後半
バルセロナはケガのセルジロベルトから12番ラフィーニャに交代。
ビダルがセルジロベルトの位置に入り、ラフィーニャは左サイドともIHともとれるような位置取りをしていました。
後半に入ってからは、前半に比べてプレースピードが上がった印象でした。
それでもどっちが主導権を握っていたかはっきりせず。

●ラフィーニャのポジショニング

アトレティコの右SHはジョルディアルバを見る仕事を与えられていました。
後半もそれは変わりませんでしたが、バルセロナはラフィーニャのポジショニングによってそこのマークをずらそうとしていたように感じました。
上の図のように、サウルがアルバに当たりに行った時にラフィーニャが空くようなポジションを取っていたので、下の図のようにサウルがラフィーニャにつくことがありました。
その時はSBのアリアスがジョルディアルバにあたりにいっていたのですが、距離は少し遠くなるので相手が動いたことで出来るスペースを使おうと考えていたのかなと思います。
サウルがアルバについてラフィーニャが空いているときもあったんですが使われなかったり、、あまりうまくいってなかったように見えましたが。


後半20分を過ぎてからは、もう1段ギアが上がります。
そしてイエローカードが増える。。
ディエゴコスタとウムティティの小競り合いもあり、荒れ模様の展開の中でアトレティコがCKから先制します。
決めたのはディエゴコスタ。ガッツポーズ5連発でした。
今シーズン初ゴールだったんですね。あの喜びようも納得です。

●バルセロナの猛攻
試合も残り15分を切ったところで先制されてしまったバルセロナは立て続けに選手を交代。
前線に人員を割いて、ゴールを目指します。

失点直後の79分に8番アルトゥール→11番デンベレ
84分に22番ビダル→14番マルコムを投入。
フォーメーション的には3-3-4って感じでしょうか。
メッシは1列降りることも多かったので、正確には違いますが。
終盤にはピケも前線にあがっりぱなしでアトレティコのゴールをこじ開けに来ます。

●バルセロナ同点

前線への選手大量投入が実を結び90分にバルセロナの同点ゴールが決まります。
図だと正確な位置ではないんですが。。
メッシが中央で左SHを引き付けて大外で待ち構えていたフリーのデンベレに落としてゴールとなりました。
アトレティコは最後の最後まで4-4-2のブロックが組まれていたと思いますし、ヴィトーロもあの位置にボールが出てきたら当然防ぎに行くので。
ジョルディアルバのクロスとメッシのギリギリでのワンタッチが素晴らしかったってことなのかなと(笑)

試合はこのまま1-1で終了となり、アトレティコは最後の最後で勝ち点2を落としてしまいました。
アトレティコは本当にゴールの入る雰囲気がなかったですね。
サイドから前進。ディエゴコスタ頑張れ。みたいな。
前半からそんな空気はしていましたけども、中々の塩試合というか笑
後半にギアが上がったときには、おっ!?って思ったんですけど。
マックのポテト大好き人間でも控えたくなるしょっぱさでございました。

今シーズン苦しんでるのかと思いきや現在3位。
そして1位はなんとセビージャ。意外過ぎる。
リーガ無知の為お許しください(笑)今季は3強だけの戦いにならないかもですね!今後が楽しみです。
そして、普段Jリーグをメインで見ているんですが、カメラが結構引いて映してくれたので見やすかったですね。
アトレティコの新スタ仕様なのか、リーガ仕様なのか。
またリーガも見て書いてみようと思いました。
今回はこの辺で。それでは。

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