【プラモデルレビュー】プラノサウルス プテラノドン
最新研究を反映!
恐竜模型の最先端
もともとゾイドシリーズがきっかけでプラモデル好きになった私は、生き物も好きです。なので、バンダイから発売されている恐竜×プラモデルのシリーズ「プラノサウルス」はずっと気になっていました。パッケージには恐竜学者が監修している旨が記されており、最新の研究で明らかになった情報をキットに反映させているとのこと。
恐竜のプラモデルといえば、昔1/35スケールのものがタミヤから発売されていたかと思います。令和の時代に生まれた最先端の恐竜模型は、果たしてどんなものなのか。私が一番好きな古生物、「プテラノドン」のキットを実際に組み立ててみました。
6歳から楽しめる
簡単組立のキット
対象年齢が6歳以上に設定されている本キット。ニッパー不要の仕様になっているので、指先でランナーとパーツを切り分けることができます。パーツ数も50コ程度で複雑な箇所もなく、パズル感覚で組み立てられます。
パーツ自体もある程度「しなり」があるので、折れてしまう可能性は少ないですが、骨のパーツは細いので少し注意が必要かもしれません。あと、細かいパーツは紛失のおそれもあるので、ランナーから切り離したパーツはすぐに組み上げるほうがいいでしょう。
「骨格ビルド」は
標本並の再現性!
さて、本シリーズは、パーツの着脱によって骨格標本として飾れる「骨格ビルド」と、恐竜として完成させる「恐竜ビルド」の2種類が楽しめるようになっています。本物の恐竜学者が監修している通り、骨格ビルドも恐竜ビルドも、どちらも再現度が高く、小さいながらも迫力ある仕上がりとなっています。
今回はプテラノドンのキットを組み立てましたが、パーツの差し替えによって翼を広げた状態と折りたたんだ状態の2種類を楽しめるようになっています。ひとつで4度楽しい仕様で、満足度も高いです。
気になった点としては、子供向けにしては価格が高い点と、恐竜のプラモデルとしてはサイズが小さいことでしょうか。サイズ的にコレクション性が高いものになっているので、1コ800円程度に収めて複数買ってもらう販売戦略のほうがよかったかな、と素人ながらに思います。
それでも、今後の展開が楽しみなシリーズですので、長く続いてほしいと思います。恐竜や古生物に限らず、ライオンやキリンなど、現生生物のキットを出しても面白そうですね。そのときは、ぜひ価格設定をがんばってもらいたいところです。