木曜日の朝に。 21朝
「おはようございます。」
朝が涼しくて、あと五分…。
ハッ！12分も寝てしまって、慌てて起きた。
卵焼きを焼く。もっさんもっさんで。
お味噌汁を温めながら、スピッツ、と思う。
「スピッツとYOASOBIについて話す」というスピーチを考える夢を(おそらく12分の間に)見ていた。スピッツについて調べようと、スマホにスピッツと打ち込もうとするのに、ちっとも打ち込めない。
スビッ スp 巣ひ すひつ．．．s すび
そうこうしている間にスピーチの順番が来てしまい、ええいままよ！と話し始めるのだけれど、なぜかミスチルについて話していた、という夢。
ちなみに、夢の中の私が知りたかったのはスピッツの草野マサムネさんの経歴で。あんなにもすてきな詩を描くのだから、文学部ご出身なのかな、と勝手に思っていたけれど。
さっき調べてみたら(もちろんちゃんとすんなりスピッツと打ち込めた)、武蔵野美術大学ご出身とのこと。芸術肌の方なのね。
夢の中で私は、スピッツとYOASOBIについて、どちらも文学的な歌詞をかくアーティストだと言おうとしていた。
悪魔のふりして切り裂いた歌を
春の風に舞う花びらに変えて
騒がしい日々に笑えない君に
思い付く限り眩しい明日を
小説のような、文学作品のような綺麗な言葉の流れにハッとする。
そういえば、
ハッとするといえば。
先日ラジオで、食のスペシャリストという方が、テーブルマナーや食事についてお話をしていて、ほぅほぅと聴いていた。
いわく、23年間月イチで食のお教室を開いているその方は、箸の使い方ひとつ、きちんと正しく使うことで、「生きる姿勢」をも正し自分に「柱」ができていくのだと。現に、箸の使い方を正していくことで、運気が良くなっていった人たちを見ています、とのこと。
ほぅほぅ。
食を見直すということは、自分の身体になっていくものを選ぶということ。「なんとなく食べること」は「なんとなく生きること」に繋がる、という言葉にハッとした。
「ボーッと生きてんじゃねーよ」
みたいに聴こえた。ﾁｺﾁｬﾝ…。
ちゃんと食べよう。
箸の使い方も、落ち着いた食事を。
新米の季節になるのだし。
ちょうど昨日、お米屋さんが実家に「新米」を届けてくれた。
「まったく天気との戦いよお」
とおじさんは、ひょいひょい20kgの米袋をいくつも運ぶ。台風や雨風に、稲が倒れてしまう前に、稲刈りをして乾燥させてと忙しいそうだ。今週末あたりはみんな稲刈りだ、と。
おじさんの作ったお米で、私たちはできていると思うと自然と手をあわせたくなる。
ありがたや。
そんなささやかで丁寧な気持ちな今朝は、澄んだ優しい声が聴きたくなって。
(スピッツじゃないんかい)
𝐇𝐚𝐯𝐞 𝐚 𝐧𝐢𝐜𝐞 𝐝𝐚𝐲🎧
疲れて帰ったら、石田ゆり子さんに
「おかえりなさい」
と優しく言われる妄想で、
今日1日を乗り切ることにします。
𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄
