Yell note :Page27 なぜ僕たちは手紙を書くのだろうか
てかLINEやってる?!
ってもう死語なんでしょうか。いまどきはインスタのDMでやり取りするのが主流らしいですよ。どんどん生きづらくなる陰キャオタク。みんな気をしっかり持っていこうな。
先日推しさんが出演する朗読劇を2公演観てきまして。普段は時間やお金の都合で1公演しか行かないんですが、日替わりキャストさんも気になったしシナリオも異なるということだったのでたまにはいいかなと。
で、今回は1公演目の感想をファンレターに書いて翌日行く2公演目の際にファンレターボックスに入れることにしました。さすがに時間が無いので雑感という程度。(書こうと思い立ったのは2週間ほど前なんですが朗読劇のテーマと自分の心境がたまたま掠めててそこは少しビビりました)
そして手紙を書いてて思ったんですけど手紙を書いている最中の自分って、マジで推しさんのことしか考えてない。
普段イベントの最中だったりSNSを眺めている時はどうしても色んな情報が入ってくるじゃないですか。他のファンだったり共演者さんだったり。それによって目移りしたり自分と他人を比較して落ち込んだりと、まあオタクはすぐ雑念に捕らわれるわけです(主語デカ構文)。
でも手紙を書いてる時は目の前の便箋しか見てないし伝えたいことに考えを巡らせているのでただひたすら一方通行に、一心不乱に、一意専心に推しさんのことだけ考えてる時間なんですよね。それが30分なのか3時間なのかは手紙の長さによりますし、概ね独りよがりな内容だったりするんですけど…。
そして今どき手書きっていうのもどうなんだという話も当然ありますが、PCやスマホで文字を入力するのと手書きするのとでは集中力が全く違います。だからなおさら気合が入るんです。推しさんが読むのだからできるだけ綺麗に書かなきゃ!と。と言いつつ私も字が汚いので本人から苦情がきたらwordで書く気満々です。
さらに手元からスマホを離さない自分にとってそんな時間ってめちゃめちゃ貴重で、疑似的に一対一の関係を味わっているわけです。私が〇〇について話したら推しさんはどんな反応するかな、と色々想像してみたりとか。
私の場合は何度かイベントやグッズ特典で直接話したりメッセージをもらったりしているので、距離感的に想像しやすいっていうのもあるんですけどね。
なので「みんながやってるから」あれもやらなきゃこれもやらなきゃと振り回されがちな人ほど本気で手紙を書くっていうことをやってみてほしいです。その時間は徹底的に推しと向き合えますし、何より自分がどれだけ推しのことを応援しているかっていうことを実感できると思います。ついでに「自分の感情を表現できるのは自分だけだ」という某キセキの世代みたいなことも言いたくなっちゃいます。
そしていくらイベントに行くとか番組にメールを送るとか行動を起こしていたとしても、やっぱり言葉にしなきゃ伝わらないこともたくさんあると思うので。私が「いつも現場に行ってるんだからいちいち言わなくてもわかるでしょ」みたいに振舞っていたのもなきにしもあらずで、それってすごくズルいというか怠慢だったなと。
運のいいことにここ2ヶ月くらいでそれに気づく機会がいくつかありまして。
推しさんが普段見せてくれる演技からでもたくさん貰えるものはあるんですが、それはそれとして自分の言葉で気持ちを明かしてくれたらファンとしては嬉しいものです。それはきっと逆の立場でも同じでしょうから、これからはできるだけちゃんと伝えていきたい……いやたぶん……小出しに……(意志薄弱)。