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cheer for "SELECTION PROJECT" #2 セレプロアニメ第1話「Only one yell」感想

※記事中の画像はSELECTION PROJECT公式サイトより引用しています。
※ややこしくならないよう劇中のオーディションは「SELECTION PROJECT」、現実のコンテンツ全般は「セレプロ」表記にしています。
※キャスト紹介については敬称略。

お品書き

1.説明しよう!SELECTION PROJECTとは!

毎年夏に開催され、アイドルを志す少女たちにとって夢を掴むための最大の登竜門と言われる、全国アイドルオーディションリアリティショーである。今年で第7回目を迎えるこのオーディションだが、勝ち抜いた少女たちは全員が華々しいデビューを飾り国内外を問わず人気に。
今回の応募総数は過去最多の108,035名。全国9つの地区予選を勝ち抜いた少女たちが、本選オーディションに挑む姿をドキュメンタリー映像やLIVE配信で追いかけていく。
少女たちの勝敗を決めるのは、リアリティショーを視聴しているユーザーからの投票(エール)のみ。各ブロック最多投票者9名は、SELECTION PROJECTの本選出場が決定し、夏休みの約1ヶ月間、特設施設にて共同生活を送りながらオーディションバトルに挑んでいく。
全ての審査を突破し、勝ち残った者だけがアイドルとしてデビューできる。

出典:Wikipedia

ということでアイドルデビューまでのオーディション込みでファン参加型コンテンツとなっている。現実では有名どころだと過去に「ASAYAN」がテレビ放送され鈴木亜美やモーニング娘。、CHEMISTRYがデビューしているし、最近だとWACKの合宿型アイドルオーディションに密着したドキュメンタリー『世界でいちばん悲しいオーディション』が配信されている。(セレプロは後者のフォーマットに影響されているような設定がチラホラ見られるが、たまたま企画時期が重なった可能性もある)

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SELECTION PROJECTは第1話の時点で7回目の開催となっており、毎回売れっ子アイドルを輩出しているようだ。第1回優勝者である天沢 灯はSELECTION PROJECTの知名度やブランドを一気に押し上げた存在だが3年前に人気絶頂の中、交通事故に遭い死亡している。

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天沢 灯(CV早見沙織) まさに正統派アイドル。決勝戦前には黙祷が捧げられた。決勝の課題曲は彼女の曲である「Only one yell」となった。

2.第1話の見どころ

①平山寛菜さんがデザインするキャラクターの可愛さ。モブキャラでさえも力が入っておりオーディションのレベルの高さに説得力を持たせている。
②ラストシーンの鈴音の歌声。中の人も印象的なシーンに挙げる名場面。
③何気に豪華なCV陣。メインキャラの家族やモブキャラに有名な方々がキャスティングされている。

3.各ブロックの戦い

アニメ第1話は9か所の地区予選最終審査の模様が描かれる。とはいえ9か所を平行して描写しているのでストーリーの動き自体はかなり少なく、セレプロのメインキャラである9人の紹介回と言って差し支えない。
そんなわけで9人+αについて主観も交えながら紹介していこう。


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「願い続ければ、夢って叶うんだって――」

美山 鈴音(CV矢野妃菜喜)
北関東地区ファイナリスト。子供の頃は病弱で長期入院していた過去を持つ。入院中は天沢灯の歌声に励まされていたことからアイドルに憧れSELECTION PROJECTに挑戦した。
「10年に一人の歌姫」と称され最終予選でステージに立つも立ち眩みで歌唱を中断してしまいその影響もあったのか僅差でセイラ(後述)に敗れる…というのが第1話のあらすじ。
気弱そうなところもあるがアイドルに対する想いは真剣そのものであり、他の候補者とコミュニケーションをとろうとするなど意外に肝が据わっている。
余談だが中の人は出世作とも言えるテレビアニメ『ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会』ではマネージャー(?)的なキャラの担当だったため歌唱はしておらず、セレプロで歌やダンスが見れることを喜んでいるファンも多いようだ。


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「Everyone, cheer for me!」

来栖 セイラ(CV大西沙織)
北関東地区優勝者。カリフォルニア生まれの高崎育ち、抜群のルックスと朗らかな性格を合わせ持った「大本命」。(というか運営が大本命とか言っちゃっていいのか?)きん!ぱつ!
鈴音を気遣うなどあくまでも正々堂々の勝負を好むらしい。結果として地区予選を勝ち抜くが鈴音のアクシデントが無ければ自分は負けていたと話す。それにしても自分のステージが終わった後の英語って何と言ってるんだろう…。「There is amazing!」と聞こえるが果たして。


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「勝っても負けても恨みっこなし!正々堂々勝負や!」

濱栗 広海(CV南雲希美)
近畿地区優勝者。パッと見はギャルっぽいが実際は竹を割ったような性格で本番前に他の候補者に宣戦布告した。大阪府出身ということで常時関西弁。中の人は関西圏の出身ではないようなのでがんばってほしい。


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「ずっとずっと、凪咲のことを見ててくれますか?」

今鵜 凪咲(CV荒井瑠里)
四国地区優勝者。あざとさでゴリ押ししていく小悪魔系女子。四国地区では候補者同士で「かわいい~」「そんなことないよ~」と褒め合っていたがある意味最も苛烈な心理戦が繰り広げられていたのではないだろうか。ちなみに中の人が不定期にshowroom配信をしており最近よく見てます。セレプロのことも話してくれるのでオススメです(宣伝)。


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「まさか、最終予選って体重制限ないですよね?!」

八木 野土香(CV羊宮妃那)
北海道地区優勝者。北海道の雄大な大地が生んだほんわか女子。北海道の美味しい食べ物を全国に発信するためアイドルを目指す。食べることがとにかく大好きで本番前に控室では大量の「真っ白な恋人」や「バターサンド」を食べていた。ケータリングだろうか?アニメ的お約束でカロリー消費がどうなっているかは不明である。実家の犬がかわいい。


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「恥ずかしいっちゃけど…」

当麻 まこ(CV下地紫野)
九州・沖縄地区優勝者。大家族の長女で幼い弟や妹たちに慕われている。メイン9人の中で最年長の17歳高校2年生。普段は標準語だが家族と話すときは地元の方言(博多弁?)が出てしまう。某ゾンビアニメでも似たような方言が出ていたような…。余談だが私の弱視のせいでアニメ放送前は玲那(後述)と見分けがつかなかった。


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「今日ここに来る前に、昨日までのあたしとさよならをしてきました!」

小泉 詩(CV白河みずな)
東北地区優勝者。幼い頃から子役として活動していたらしくマネージャーを務める母親(明言されていないが)に厳しく指導されている。メイン9人の中で最年少の11歳小学6年生。キャラクター自身の芸歴は長いのだが中の人が新人であるためニコ生などでは共演者にフォローされる初々しい姿が見られる。


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「わたくし山鹿 栞にとっての一番のライバルは、わたくし自身です!」

山鹿 栞(CV花井美春)
中部地区優勝者。名家に生まれた生粋のお嬢様。初登場時に和装っぽい服装だったため安直に京都出身かと思ったら愛知県出身だった。瞳孔や口元、髪型が猫化しているが別に障り猫に憑かれているとかそういうアレではない。中の人はお嬢様言葉に慣れていなかったためお嬢様が出るアニメを見て勉強したとのこと。あなたメジロ家のご令嬢が出ているアニメ出てましたよね?


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「ケガしないように体暖めておかないと!みなさんも一緒にどうですか?」

淀川 逢生(CV岩橋由佳)
中国地区優勝者。短距離の陸上種目で全国大会出場経験もあるスプリンター。「走り」と「歌」の2種で全国大会に出るという快挙を成し遂げた才女。両親もトレーニングガチ勢でムッキムキのバッキバキである。スポーティな容姿そのままの素直な性格。


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「何も言うことはありません。わたしの歌を聴いてください!」

花野井 玲那(CV水野朔)
南関東地区優勝者。オーディションガチ勢。とはいえ北関東地区を見る限り彼女のようなスタンスで臨むのは特段おかしいことでもないと思われる。千早枠とか志保枠とか言ってはいけない。第1話では他のメインキャラとは異なり候補者や家族との関わりがほぼ描かれない。


第1話ということで作品やキャラ紹介も兼ねていたら冗長な記事になってしまった。第2話以降の感想についてはよりストーリーに焦点を当てたいと思います。