酔っぱらって出た本音
2週間に一回会って、会えない週末は電話をするというリズムが最近何となくできてきた。
「電話したいな~」と私が言わなければ、会う日までラインのメッセージのみ。最初はそれでもよかったけど、どんどん好きになっていくうちに一人で過ごす時間がさみしいと感じるようになった。
クリスマスイブもクリスマスも会えないことになったので、24日の夜に電話しようと約束した。
私は仕事でお世話になっている人との飲み会があったのでそれが済んだら連絡するね、と伝えた。
「またラインして~」とKくん。
気心知れている人との飲みの場だったのと、体調が良くはなかったのもあって、今にも寝てしまいそうなほど酔いが回ってしまってた
家に着くなりすぐ玄関のドアを開けながらKくんに電話をかけた
「こんな飲み会だった」
「次会うとき何する?」
「初日の出一緒に見たいな」
毎回私から「電話したいな」というラインに対してKくんは、
「全然いいよ」「全然大丈夫」と返す
私にとってはその言葉が「したいってわけじゃないけどそういうならしてもいいよ」と、とても距離を置いたような言葉に聞こえてさみしかった
だからいつも「してもらってる」「手間を取らせてる」感じがして「電話をしたい」という一言はいつも勇気がいるものだった
そう思っていることを伝えると、「それは俺の言い方が悪かった」って。
そんなにすぐ折れてしまわれたら何も言えない
私の思っていることがちっぽけで情けなくなってくる。
会ってないときはドライなKくん。
私と同じように思ってほしいなんて言えないから、私は自分の時間を大切にしようという小さな決意と一緒に、こっそり心にしまった
気づいたらお互いに思っていることを共有する時間になっていた
Kくんは「もっと甘えてほしい」といった
私:「思っていることとかしてほしいことはいっぱいあるんやけど、私のこと好きなのか不安で言えないことが多い」
好きなのかわからないから不安、なんて人生で初めて言った。
「恥ずかしいからあんまり言えんけど、ちゃんと思ってるよ」
そう言われただけでなんでもよくなるから、ずるい
もっといろんなことにモヤモヤしていた気がするけど、どっかにいっちゃった
「年末はどうしよっか」
「迎えに行くわ、なんか行くところも考えとく」
「ほんと!ありがとう!じゃあ明日も仕事頑張ってね、おやすみ」
「おやすみ」
二日酔いで目が覚めた朝でも心はぽかぽかでした