20210508_GW日記DAY8

 十時起床。明日は八時に起きる。絶対起きる。
 午前中はぼんやりしていた。

○13:00 映画『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』を観る

 アクションも豊富、ストーリーも謎めいていて、それでいて随所に小粋なジョークの挟まる、全体的に良い映画だった。全世界のために二千万人に銃口を向ける映画の中で、キャプテン・アメリカがたった一人の親友のために救いの手を差し伸べる展開は、彼の精神を実に表現していてとても良かった。ウインター・ソルジャーがここだけで何らかの解決、救いで終わらなかった辺りは構成の憎さというか、一筋縄ではいかない所で少し憎い。
 ……あとここからは本筋とは関係のない話なのだけれど、最近の広告でマーベルシリーズの新しい作品についての情報が広く伝えられている。『ファルコン&ウインター・ソルジャー』というらしい。昨日まで、この言葉の意味をあまりじっくり考えてこなかったのである。「ふーんファルコンと何かが主役なんだ」と、後者について何の認知もしていなかった。そして、その認知が訪れたのが、映画が終わった瞬間に頭を抱えた。こういう気持ちに陥るのは、シリーズものを追いかけていないデメリットだなと痛感した。
 その他の、マーベルシリーズに係るいくつかの重大な事項については、既に知っている所である。あの長い映画のオチとか、あいつの顛末とか。その情報を知っていたことを後悔する日が来るのだろうか。来月くらいには分かるのではないか。

○15:00 映画『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』を観る

 サイコーーーーーーーーーーーーの映画!!!!!!!!!!!!!
 元々、単発の作品として観ていたのである。その時も同じサイコーーーーーーーーーーーーーーーーの気持ちになったけれど、再見してもその気持ちは変わらなかった!!!!!!!!!!
 負け犬で、互いを決して受け入れられなかった主人公たちが、紆余曲折を経て『仲間』って言葉をためらいなく使う展開だけでも最高だった。MCUシリーズとしても明るく、それでいてそれぞれの過去は暗いもので、その塩梅も絶妙だったけれど、それがカオスに混ざり合ったような終盤が本当にいい。楽曲が良い物語のラストにダンスが出てきて、そこに意味が生まれているだけでも面白すぎるのに、そこから怒濤すぎる。あの場面でインフィニティ・ストーンを握れるのは、正しく『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』の称号に相応しい。思わず泣いてしまった。
 この映画の続編が見れるってだけでもマーベルシリーズ追いかけ直して良かったと感動している。 

○20:00 ゲーム『Hades』を遊ぶ

 繰り返しの挑戦が苦痛に変わる前に、成功体験に変わるかどうかについて。
 ローグライクゲームというのは、とにかく繰り返して覚える必要がある。ゲームの仕組みから、敵の攻撃パターン、得られるスキルの内容など……ランダムなものから優位なもの、優位な組み合わせを見つけることが、楽しみの一つである。しかしそれは、常に敗北とセットになっている。最初の数回はとにかく知ることが出来るけれど、それにも限界がある。そうして得た知識を適切に発揮して、ステージを攻略出来なければ、繰り返しは苦痛に変わってしまう。
『Hades』の中では4つのステージを攻略するのだけれど、最初の内はステージ1のボスにすら辿り着けなかった。繰り返しによって、ステージ1を突破し、ステージ2の仕組みですぐに死に、今度はその対策を知っていく。幸い、『Hades』というゲームはその繰り返しが適度に行われて、クリアの成功体験を何度か味わえている。
 プレイヤーを苦しませながら、成功体験をどう与えるのか。成功体験を受け取るために、どう工夫するのか。ゲームを遊ぶのもなかなか楽じゃない。
 余談だけれど、ゴールデンウィーク中に買った『Star Renegades』は、1回のプレイに2~3時間以上を要する(『Hades』はラスボスまで行っても30分程度)。これが、肌に合わないと感じている。もっと早くトライ&エラーしたいという思いが強い。まぁ、ゲーム性の違いで、このゲームが俺に合わなかったのだろうという思いと、隙間時間にゲームしがちなせいかな、と思っている。
 ゲームはいつでも遊んでいいのでまたやりたくなったらでいいか、と思いながら、今日は『龍が如く』シリーズのPVを見ていた。シリーズを遊んだことはないのだけれど、とりあえずPVだけは見てしまっている。楽しいPVのゲームは楽しいに決まっている。まぁ遊びたいのはキムタクが主演の『JUDGE EYES:死神の遺言』の方なのだけれど。

 明日で最終日。ゴールデンウィークの総括でもしようか。