20210502_GW日記DAY3
寝坊からのスタート。インセプションは後日。明日も朝は遅いはず。なぜなら飲酒するので。
○15:00 天皇賞(春)を見る
昨日の日記に載せた表を基にパドックを見る。よくわからなかった。馬はみんな元気そうだった。メロディーレーンの小ささにはビックリした。ウマ娘で最近登場した、小さな体躯を武器に戦うナリタタイシンですら400kgあったというのに、メロディーレーンは370kgほどしかなかった。か細いとすら思ったけれど、それでも他の馬たちと同じ土俵で戦うのだなぁ。
それはさておき予想としては内枠先行のディアスティマに全てを託した。1枠追込のワールドプレミアは上手く走れんだろうと思い、特に注目もしなかった。
結果スッた。さらばビギナーズラック。
ディアスティマは逃げ切れこそしなかったものの、スタートと同時にジャコマルと一緒に前に出て、そのまま先頭をキープしていた。ツインターボもあんなふうに走ったのだろうかと想像した。しかし気付けばワールドプレミアが抜け出すためのいい位置に付けていて、最後には差しきってしまった。
「逃げろ、逃げてくれ」
思わず声になった。ウマ娘を遊んでいる時も、声が出てしまう時がある。何かに心を動かされて声が出る瞬間が、人に迷惑をかけない範疇でこれからもあったら良いと思う。
次のレースは、ソダシが出るオークスか、かの有名なダービーのどちらかである。負けたのであまり支出したくないが、誘惑からは逃れられない。
今日はあんまし書くことがないので、ここで自分なりに競馬をどう遊んだらいいかについて、文字にしておく。何分競馬を知って二ヶ月足らず、未だに用語に戸惑うような素人だけれど、まぁ誰しも最初は素人ということで、大目に見てほしい。
浅田次郎の『競馬どんぶり』には、こう書いてある。
競馬はね、馬券を取るって考えちゃダメなんですよ。
勝ち馬を当てるって考えなきゃいけません。
――浅田次郎『競馬どんぶり』
その通りだと思う。当たる馬券ではなく当たる馬、勝ち馬を当てないといけない。倍率がどうであれ、自分で勝つ馬を選び、それに続く馬を選ぶことにこそ意味がある。お金が主体に来るのではなく、前提は馬の勝利。そこは絶対に違えてはいけない。
何を今更、という感じではあるものの、ここを違えて先々のこと――勝った後のことばかりを妄想してしまっては意味がない。たとえ拙い考えだとしても、自分なりに情報を汲み取って、お金を賭けて、結果を得たい。負けた日はとみにそう思う。
この前提を踏まえつつも、馬の中には勝つだろうという思考から来る推論よりも早く、好きになってしまう馬というのがいる。好きになった直感は、理屈で表現しきれない。とりあえず競馬雑誌を買ってみるかと、手に取った優駿の表紙がソダシに見惚れたことに、それ以上の理由はない。サイレンススズカの史実をしって、ウマ娘としての彼女について思ってしまうことに、理屈はない。
幸い、ソダシは先日の桜花賞にて馬番が良く、他候補から抜きん出て先行してくれそうという最低限の理屈もあったので、気持ち良く彼女に賭けることが出来た。終盤、他の馬をぐんと押しのけて前に出た途端の興奮は今でも忘れ難い。
ソダシの走りを通して思うのは、好きな馬に賭けるという考え方もアリだということである。勿論、今乗りに乗っている馬に対してそう思うのは簡単だ、という意見はご尤もであるが、ならば今後彼女にどう賭けていくかで、その姿勢を示していくしかないと思う。
具体的には、勝ち馬を選ぶというよりも、好きな馬が勝てるかどうかの判断をすることになると思う。勝ちそう、という時には単勝や応援馬券(単勝+複勝のセット)、勝てるかどうか微妙な時にはワイドや複勝で広く選ぶか、賭けを見送るかを選ぶ。好きな馬が勝ち馬でなければ見送る、というのが大事だと思う。競馬は勝馬を探す賭事である、という前提は守っておきたい。
今は、競馬というものに触れていたい期間なので、面白そうなGIレースに賭けるようにしている。一方で、初めての当選をくれたダノンスマッシュや、今日惜しくも負けてしまったけれど、逃げ馬としての姿を見せてくれたディアスティマをもっと見ていたいという気持ちもある。最終的には、今日書いたような応援としての賭け方をするようになれば気が楽でいいなと思う。
浅田次郎の言葉を引用しながらも、甘い考え方をしていることは承知である。けれども、金言を鵜呑みにするよりも、自分で考えたことを実践していきたい。賭けるっていうのは、そういう思考を伴ってあるべきだと思う。この考えがどう正しいのかは、これから理解していくのだろう。
○21:00 飲む
今日はハイネケンとサッポロ黒ラベル。黒ビールって定期的に飲みたくなる。
この曲に合わせてバドワイザーも買う予定だったが、深酔いしそうだったのでまた今度にする。
明日は何を書くのか、今のところ全然分かっていない。深夜ラジオを聴きながら、書くかも。