岐路に立つ
今年は『トラビのウワサ』を書いていた。
トライスタービジョンというユニットが週に一度、一定の分量の会話を投稿しているとしたら、どんなことを話題にしていくのか。そういう一つのアイデアに対して、けっこうなバリエーションの回答を提示出来たと思う。
後半からは架空のライブツアー『TRY STAGE』のキャンペーンとしての投稿が増えた。これは、これからの挑戦のための一つの試みだったのだけれど、書き手としてはけっこう面白かったが、受け手にはやや敷居の高い内容になったと感じている。自分の空想をどう伝えていくか、既存のキャラクターを題材にして何を描いていくのか。そういうことに一つの答えを出したい。というか、ちゃんと伝えたい。伝えられるように書いていきたい。
十月で一区切りとしたが、実はまだ書く必要がある。年度内には上げたい。シリーズの外伝的に、こういうことをやりたいなと思ったらかなりの文字数を要することになった。引き続き頑張りたい。
トラビのウワサVol.48『スイーツバイキングのウワサ』のイラストをすも様(@a_sumoP_sska)に制作していただき、セブンイレブンのネットプリントにてポストカードとして印刷出来るようにしました。お便りが掲載された気分になれてとても嬉しい!
— サイトロ (@sytlo) November 8, 2021
予約番号:80130454
期 限 :11月14日(日)まで pic.twitter.com/YjEhPgf2iU
すも様にご依頼して、素敵なポストカードも作成した。これの出来にはたいそう満足している。ロゴもかわいい。
あとは田中琴葉の小説を書いた。一万字ながら、かなり満足した。一ヶ月かけて短歌を取り込んで、それを物語を通して出力するという試みは、概ね成功したと感じている。もう一回くらいはこういう手順で小説を執筆してみたい。
さて、岐路に立っている。次の一年に何を書いて、何を書かないかの判断を、じきにつけなければならない。次の即売会が決まったので、そこに向けて何かを出すか出さないかを決断しなければならない。今年下した道行きについては、かなり二の足を踏んでしまったような、その分遠くの景色をよく見れたような気がしている。小説の代わりに投稿したnoteは、自分の中の『好き』という感情を、一定量言語化することが目的で、それも概ね達したように思う。でもこないだ投稿したASMRの総論はかなり『良い』で書いてしまった。それはそれ。
岐路に立つ。道を行く。そして辿り着く。
それは、自分が小説を、二次創作を書く上でぼんやりとイメージしていることだ。何処に辿り着くかは分からないけれど、道行きだけはしっかりと決めていたい。だから迷っている。というか、決断し、行動するまでを躊躇っている。
何事もそうで、決断したとて行動しなければ何にもならないもので、それはこの一年の自分に言い聞かせたいような、それでいてこれからの自分が遵守出来るかも分からないものである。だからこそこうして言葉にして、次の一歩を踏み出していきたいと、思っている。
来年も、『アイドルマスターミリオンライブ!』で小説を書く。これは間違いない。おそらくWeb上に投稿するテキスト量はかなり減るものの、然るべき時に然るべきものを上げられるのではないかと思う。その一つに、現在書き進めている君彩の原稿がある。思えば『パンとフィルム』のイントロに痺れてから、それなりに経ったものである。少し尖ったような、これまでのストーリーにないものを書いているので、読まれるかは分からないが、しっかりと書き上げたい。
あとは、『ウマ娘 プリティダービー』のサイレンススズカについて、幾らか書けたらと思っている。ぼんやりと考えてみることで、書き方については候補が見えてきた。どの方に走るかは、サイレンススズカの育成テキストを読んでから決めたい。石は六万貯めたのでいつ来てもいいぞ!
岐路に立つ。道を行く。そして辿り着く。
そうする間だけ、此処に居ながら、此処ではない場所を見渡すことが出来る。勿論、此処に居ることを選んだのは私で、居る以上はするべきことをしなければならないと、年増し思っている。まだ思っている程度だ。それが良くないという話をこれまで書いていたのでは?
だから、少しでもそういう所を直しながら、今まで以上に小説を書けたら一番良いなと思っている。勿論、体調と楽しいことを大切にした上で。虫の良い話だが、そういう理想を掲げても良い日だから、こうして書いている。
きみは行く 未知なる方へ
地図もなく 迷いながら
胸が躍る 始まる今日に
高く飛べる 羽を手に入れて
行くぞ。