100年後の沖縄を考えてみよう
国家百年の計とは
国のことを考えるとき「百年先のことを見て考えよう」というポリシーのことです。
日本民族の日本列島は基本的に気候がよく、西国(西日本)では飢饉もほとんどなく、毎年一回、ほぼ確実に米が穫れますから、2年先のことを考えるようにできていません。
これが、東南アジアにいくと、現代でも誰も食べない果樹に実がたわわに実って腐るままになっており、これを食べると餓死しませんので、先のことを考える必要がもっとありません。
「来年のことを言うと鬼が笑う」という諺すらあるように、先のことを考えるのはバカだとすら言われるほどなのです。
同じ農耕民族でも、漢民族のように覇権思想もない日本人は、3年以上先のことを考えて生活しないクセがついていて、百年先のことなんて考えてみることもないでしょう。
まず、百年前を考えてみましょう
百年って、どれぐらい状態が変わるのかちょっと考えてみましょう。
百年前の日本の国土は、朝鮮半島、台湾、樺太の南半分、カムチャッカ半島に至るまでの千島列島のすべて、が含まれていました。面積的には今の2倍近くになります。
実質的支配地域となると、満州国、南洋諸島、南満州鉄道附属地など、もっとずっと広いです。
「ちょっと海外行ってくる」で、日本国に行けたんですねー。
植民地ではなくて日本に併合されていましたので、そこに住んでいた人もみんな日本人で、軍隊では日本軍として戦っていましたし、オリンピックも日本の予算で日本人で出場していました。
「艦これ」でもわかるように、韓国海軍も、北朝鮮海軍も、台湾海軍も、存在しません。台湾の山の名前の軍艦などもあります。
残念ながら百年後の沖縄は日本ではないでしょう
沖縄どころか、本土も今の形式の日本である可能性は低めと考える歴史家は多いです。
誰かに守ってもらおうとする同級生いましたか?
自称保守の人には「アメリカと仲良くしていれば大丈夫だ」という人が多いです。
これはさながら、ジャイアンに守ってもらおうとするスネ夫ってところです。「アメリカと仲良くしていれば大丈夫だ」=「スネ夫を徹底していれば大丈夫だ」という意味になります。
大丈夫なのかもしれませんが、どう見えるかは知っておいたほうがいいでしょう。
前に、イラクに派遣された自衛隊について国内でいろいろ議論されていたとき「攻撃されたら自衛隊を守ってもらえますか?」と聞かれたヨーロッパの国の将軍には以下のように言われています。
「自衛隊には独自の交戦能力があるように見えるし、助ける必要感じないんだけど?」
この場合の「交戦能力がある」とは、民間人の協力隊などに比べてということになります。武器を持ち、指揮命令系統があり、専門訓練を受け、税金から給料と維持費が支払われており、民間人でもない、自衛隊が他国の軍隊に助けて貰う必要を感じなかったわけです。
傭兵としてなら現実味あるかもです
傭兵というのは
「お金払うから、俺ら国民の代わりに危険なときには死んでね」
というものです。フランス外人部隊が有名ですね。
危険なときにはまっさきに危険な場所に派遣されて戦争させられます。
仮に、アメリカに守ってもらうとしても、この姿勢でいいはずです。
なんでこういう姿勢になれないんでしょうねー。
さて、どうせなら何が最善でしょう?
沖縄がどうせ日本でなくなってしまうのなら、今の朝鮮半島のように反日地域になるのと、今の台湾のように親日地域になるのと、どっちがいいと思います?
国歌百年の計としては、この視点が大切であって、
・米軍基地反対=反日
・米軍基地賛成=親日
なんて短期的で単純な話ではないです。
沖縄が親日地域になるのが大切です。
沖縄を失う予測するなんて、お前は日本人か?
70年前、似たような言葉がありました。
「日本が負けるなんて言うやつは非国民だ」
日本民族は結果や結論を固定して、予測や現状認識を制限しがちな珍しい民族です。
いい悪いは別にして、そういう性質ですが、間違いを繰り返していいということにはなりません。
沖縄のことは、別の視点からまた書きます
書き出しは以下の2点から。
・沖縄県民斯ク戦ヘリ県民ニ対シ後世特別ノ御高配ヲ賜ランコトヲ
・民族自決とは
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