女系天皇が成立したときに起こること
信仰として女系天皇はありえませんので
ほうぼうの男系男子が天皇を僭称するでしょう。僭称とは「身分を越えて勝手に称号をとなえること」を言います。有名なのは熊野天皇とかですね。
問題なのは、女系天皇が天皇と言えないのならば、それが僭称とは言えないことです。
南北朝時代以来の皇統波乱を招くでしょう
皇統とは天皇の系譜のことです。
最低でも「宗教天皇」と「憲法天皇」が分立します
こんな簡単なことを予測できないわけがありませんから、女系天皇支持者は神道や天皇を理解できていないか、神道や天皇を乱そうとしていると民族派は考えます。
悠仁親王がいる以上(このブログは天皇信仰ですが儒教否定なので過剰な敬語は使いません)、当面、この問題は先送りされているのですが、歴史を観察すれば、近々、また起こります。
これまでに、男系男子天皇が正室(一夫一婦制で言う奥さん)から、3代連続で生まれたことは、歴史上3回しかありません。本来の男系男子天皇は、側室制によって維持されてきたのです。
解決方法は3つあります。
3つの解決方法
・廃嫡宮家の男系男子を復籍し、立太子
・伝統の側室制(次回のブログで詳しく書きます)
・廃嫡宮家の男系男子と女系女天皇の婚姻
2番目をとんでもないと思う人は多いでしょうが、明治31年までは戸籍も一夫一婦制ではありません。脱亜入欧で文化の違いを「遅れ」と認識した明治維新政府の民族破壊の最も大きなものです。
このことで、現代でも多くの悲劇がおこっていますし、一夫一婦制以降、日本人は劣化し続けています。
次回、明治維新までの日本人の性愛と婚姻制度について書きます。