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ゴールドEA開発秘話①
2024年に入り、ゴールド(金)が史上最高値を更新し続けている。
相場において、このことは一体どんな意味を持つのだろうか。
いや、そもそもゴールドのことをどのくらい理解できているのだろうか。
ここ数年来、私自身もゴールド取引に注目していて、優位性のあるトレードロジックを設計し、EA(自動売買プログラム)を作成してポートフォリオに入れている。
そのうちの一つは約2年弱の間、ロジックの修正も必要なく安定しているので、少しずつ本格的な運用に切り替えている。
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これだけ安定感があれば、期待を裏切ることもないだろうから公式LINEのメンバーにぼちぼち公開していこうかと考えているところだ。
ところで、最近のFX・EA事情を調べてみると、ゴールドが異様なほど人気で盛り上がっている。その多くは、短期の成績だけを公開していたり、ロジックに関する情報がなかったり、はたまた怪しさ満点のセールストークなど有象無象な印象だが・・・
ゴールドは他の通貨とは極めて異なる特別な要素がある。
人を惹きつける魅力もある。
今回はGOLDEAの開発経緯について書いて行く。
まずは「ゴールド=金」の特異性について、調べたことを整理しておこうと思う。
ここで「ゴールド取引」と言うのは、FXにおけるGOLD/USDの取引のことだ。FXとは「Foreign Exchange」の略で「外国為替証拠金取引」のことをいい、「日本円で米ドルを買い、値動き後に売る」など、通貨を買ったり売ったりしたときに発生する差額によって利益をねらう取引だが、この取引のラインナップにGOLD/USDが含まれている。
と、その前に公式LINEはこちらから。
USDJPYの無料EAも配布しているのでぜひチェックしてください。
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ゴールドって何?
ゴールドは金属だ。
金属の中でも特に貴重なので「貴金属」と呼ばれる。
シルバーもプラチナも同じ貴金属。投資家が取引できる貴金属は、パラジウムを加えた4種類。
自然界から採掘するものなので、地球上の存在量には上限がある。
今のところ勝手に増えたりする方法は見つかってない。
突然だけど、ここでクイズ!
Q:まだ埋まってるものも含めて地球全体のゴールドの総量はどのくらいだと思う?
・・・
・・・
・・・
答えは約23万トン。
そのうち約18万トンが採掘され、約5万トンがまだ地中にある、と言われている。
すでに8割近くが採掘済みってわけなんだね。
しかも、残りのゴールドがどこにあるのか、すべて解明されているわけではないので、10割になるのはなかなか現実的ではない。
さらにクイズ!
Q:ゴールドはいつ頃から貴重品として扱われていたと思う?
・・・
・・・
・・・
答えは約3000年前から。
具体的な形としてゴールドが現れたのは紀元前1000年ごろの古代エジプト王国が最初だと言われてるらしい。
存在量が限定されていて、3000年も価値を持ち続けるすごい貴金属、それがゴールドなんですね。
では、そのゴールドが現代の相場でどのような特性を持つのでしょうか。
価値保存の効果
ゴールドは数千年にわたり価値の保存手段として利用されてきました。経済的な不確実性や通貨の価値が下がる時期でも、ゴールドはその価値を保つ傾向にあります。これは、ゴールドそのものに価値があるため、インフレやデフレの影響を受けにくいのです。供給と需要が高い
ゴールドの価格は、市場の供給と需要のバランスによって決まります。ゴールドの採掘は限られており、新たな金鉱が発見されることは少ないため、供給は比較的安定しています。一方で、投資、宝飾品、工業用途といった多方面からの需要が存在しています。世界的な流動性を持つ
ゴールドは世界的に認知され、取引されているため、高い流動性を持ちます。ゴールドは世界中どこでも容易に売買することができ、その価値は国際的に広く認められています。地政学的リスクへの対応できる
世界のどこかで戦争や政治的な不安が起こると、人々は安全な資産へとお金を移します。ゴールドは「安全な避難所」と見なされることが多く、不安定な時期にはゴールドへの投資が増え、その結果としてゴールドの価値が上がることがあります。ポートフォリオへの貢献
ゴールドへの投資は、ポートフォリオを堅実にします。保有している金融資産の組み合わせのことを「ポートフォリオ」といいますが、ポートフォリオにゴールドを組み込むことで、資産価値の変動は小さくなり、市場の急激な変動に対するヘッジとして機能します。
というわけで、これらを端的にまとめると、
将来の価値が目減りせず、
商品としての信用が高く、
実存する資産であり、
みんなに人気で、
換金しやすく、
戦争、災害などのリスクにも耐え、
経済的混乱にも強い、
「防御力最強の投資先の1つ」というわけだ。
ただし、全資産をゴールドに変えるのは無しだ。
株のように配当があるわけでもないので、本体の値上がり(いわゆるキャピタルゲイン)でしか利益が生まれない。
あくまで、資産を安定的に運用するためのスパイスとして使うのがいい。
全資産の10%とか。
さて、もう一つ、金の価格の秘密について。
この記事を書いている3月のゴールド最高値は、今のところ2024/3/8の2195ドルとなっている。
FXにおけるゴールド取引の基本として理解しておいて欲しいのは、
「ゴールドの価格は1オンスがいくらなのか?」
という価格の決まり方をするということ。
つまり、3/8の最高値は、1オンス=2195ドルだったということ。
オンスというのは、ゴールドなど貴金属や宝石の原石の計量に用いられる単位で、1オンス=約31グラムだ。
つまり、1オンス2195ドルということは、
1ドル=148円として、2195×148=324860円÷31g=10479
1g=10479円ということになる。
金の実際の価格についてはイメージがついたと思うが、落ち着いて考えてみてほしい。
金には原価が掛かるんだ。いわゆる生産コストだ。
採掘する場所の権利を手に入れるための費用。
危険な場所で採掘するための大掛かりな重機費用。
採れた鉱石を輸送するための費用。
精錬するための施設に関する費用。
またこれら全てに付随する労働力が必要だ。
ここでまたクイズ!
Q:1オンスの金を生み出すのにかかる生産コストはいくらだと思う?
・・・
・・・
・・・
答えは、
一番安いのが、米国のLong Canyon鉱山でなんと156ドル
一番高いのが、欧州の鉱山で1090ドル
鉱山によってばらつきはあるが、
世界のゴールド鉱山の生産コストの平均は986ドルとなる。
だいたい1000ドルくらいは掛かってるってことになる。
どうだろうか。
意外と掛かってる?
それともずいぶん利益が出てる?
つまり、金の価格は1000ドル以下になることはない。
だって、それ以下なら原価割れで赤字だから。
もちろん時代によって、この下限価格は変化するわけなんだが。
ぜひ普段は考えないゴールドの生産コスト、覚えておいて。
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まぁ、現状で言えば100万円分の金を買ったら、50万以下になることはない、って感じかな。
株だったら、すごい優良材料でしょ。
倒産リスクはゼロ、株価が半値になるリスクもゼロ
人気が高くて堅実で流動性があるからいつでも売買できる。
最高かな。
話がずいぶん脱線してしまった。
まぁ、そんなこんなで私もゴールドに惹かれ、これらの優良材料の中で、どれだけ優位性のある取引が可能か、しばらく頭を悩ませたわけです。
もちろんゴールド取引の弱点というかデメリットは存在していて、そこをどうクリアするかも課題の1つだった。
しかし、ようやく実を結ぶ結果が出て、一安心しているところ。
次回は、具体的なロジックの内容について書きたいと思う。
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