「残りのキャリアはお客様の側で」やり甲斐を求めて55歳で転職したエンジニアの話【シニア転職・後編】
こんにちは、広報の加藤です😊
システムアイへシニア人材の入社が増えていることから、前回は60歳の定年を機に転職された坂本さんのインタビューをお届けしました。定年で年収が下がることをきっかけに転職し、周りに刺激を受けながら前向きに働いているお話をお伺いできました。
今回は後編として、やりがいを求めて55歳で転職された市原さんのインタビューをお届けします。
経歴を教えてください
新卒からOA機器メーカーで30年間ソフトウェアの開発に携わったのち、2022年1月にシステムアイへ入社しました。現在はアドバンストテクノロジー事業部にてシニアマネージャーをしております。
システムアイ入社後は弊社が提供しているクラウドサービスの運用保守プロジェクトや短期開発プロジェクトでPMを、金融系の開発プロジェクトでは主に障害管理を担当しました。前々職での最後の10年はずっとPMを担当していたため、システムアイでも基本的にはPMもしくはそれに類する役割を担当しています。
プロジェクトを計画通りに進めるためには、プロジェクトのトップであるPMの役割が重要になります。システムアイのプロジェクトはお客様とダイレクトにやり取りするプロジェクトが基本となるため、必然的にPMという立ち位置でもお客様とお話しすることも多く、毎日とても刺激的な日々を送っています。責任も重いですが、やり終えた時の充足感や達成感は格別なものがあると感じています。
お客様のより近い位置で仕事がしたい
市原さんは30年間同じ会社に所属されていましたが、転職のきっかけは何だったのでしょうか?
社会人としての終盤に差し掛かる50歳ぐらいの頃から、お客様により近い位置で仕事がしたいと思うようになったのがきっかけです。
前々職のOA機器メーカーではカタログ品を顧客に販売するビジネスモデルだったため、エンドユーザーが見えず、どんなお客様が使っておりどんな課題があるのか、逆にどんなことに喜んでいただいているかなどの実感が得られない環境でした。
そんな時、40歳前後で携わったプロジェクトで、直接お客様にヒアリングしながら進めていく機会がありました。ユーザーの顔が見えるそのプロジェクトの達成感や満足感が非常に高かったことを覚えています。相手が見えないまま開発をするよりも、実際に使用される方を目の前にして反応を見ながら作っていき、良い反応も悪い反応もダイレクトに伝わってくるところが緊張感があってよかったんですよね。
その経験から今後の仕事について再度考えはじめた50歳のときに、お客様のより近い場所で仕事がしたいと思い、少し小さめのシステム会社に転職しました。長く働ければいいなと思っていたのですが、社長のワンマン経営の会社だったので、大企業での経験とのギャップが大きくて再度転職することになったんです。
具体的にどのようなギャップがあって転職されたのでしょうか?
大企業では業務が仕組み化されていたり、インフラが整っているのが一般的だと思いますが、中小企業の場合必ずしもそうではないんですよね。例えば、前の会社では勤怠でタイムカードが使われていたり、交通費精算を所定のフォーマットに手書きで記入したりなど仕事をする以前の部分が整っておらず、こんなアナログなやり方なのかと驚くことが多々ありました。評価制度もなく、ボーナスも社長の一存で決まるような仕組みだったり…。
私の仕事は社長に張り付いて動くことが多かったのですが、都度社長の指示でこういう資料を作るとか、こういう動き方をするなど、アバウトな指示が多く、毎日が大変だったという記憶があります。
これは一例ですが、大手企業から小さめの会社に行くということは、これまでと全く文化が違うっていうこともあって、半年程で半分くらいの人が辞めるらしいんです。でもまさか自分がそうなるとは思っていなかったですね。
その後にシステムアイへ転職したのですが、私の場合はワンクッション挟んだため、比較的企業文化のギャップも少なかったのか、すでに勤めて2年になります。
SIerを何社か検討された中で、なぜシステムアイを選んだのでしょうか?
お客様により近い位置で仕事ができる業界・業種を考えたときに、一番マッチするのがSIerだったんです。
転職エージェントに登録し、何社か同業他社を見た中で、システムアイに決めた理由は大きく3つあります。一つ目はプロジェクトの規模が大きい点、二つ目は会社の将来性があった点、三つ目は65歳まで働くことができる点です。
一つ目のプロジェクトの規模が大きい点ですが、親会社であるSHIFTの営業基盤を使い大手との取引が多い点が魅力的でした。取引業界としても金融系、エネルギー系、インターネットサービス系、製造・販売系、流通・小売り系、公共公益系など幅広いです。
二つ目の会社の将来性があった点ですが、面接の中で会社をどんどん大きくしていくという話をお伺いしました。2019年3月にSHIFTグループに参画したというお話もお伺いし、より具体的なイメージが湧きました。これから成長していく会社に自分が入り込み、大きなうねりを体感できるということに興味があったんです。
実際、自分が入った2年間でシステムアイでは売り上げが2倍になったんです。会社を見る目があったと思うと嬉しいですね。
最後の65歳まで働くことができる点ですが、自分がシステムアイに入社したときには既に定年が65歳に設定されており、長く働ける点が魅力に感じました。来年には定年を70歳まで引き上げる動きもあります。長く活躍したいと思っている方にとっては魅力的だと思います。
ワークライフバランスを考えられるように
入社されてみてシステムアイの自由な働き方を高く評価されているとか。
プロジェクトにはよりますが、フルフレックスやリモートでの働き方が選べるので、ワークライフバランスを考えやすい職場だなと感じています。システムアイではリモートワークと出社のハイブリッドな働き方が推奨されていて、その日のコンディションに合わせて生産的に働ける方を選ぶことがより高いパフォーマンスに繋がると考えられていますよね。実際フルリモートで働くと、通勤時間が短縮できて、その時間を有効活用できるのはよかったです。例えばスーパーに寄って夕飯の買い出しができるなど、日常生活への時間が増えて家族も喜んでくれました。
逆に現場に行ったら行ったで対面での良さもありますね。
実際にお客様やプロジェクトメンバーと会って話すとコミュニケーションが取りやすいですし、モチベーションも上がります。
新しい職場にはすぐ馴染めましたか?
若い人が多いですが、上下関係がなくフラットな職場なので、気を使ったりすることもなくコミュニケーションが取れました。キャリアを積んでからの転職は新たな職場に馴染めるか不安な方も多いかと思いますが、そういった意味でも働きやすい職場だと思います。
代表や役員と気軽に話せる環境
入社されてから2年ほど経ちましたが、どんなところにやり甲斐を感じていらっしゃいますか?
これまで4つのプロジェクトを経験させていただきました。すべて規模の大きなお客様とのプロジェクトだったので、自分の成長を実感でき、達成できた際には満足感がありました。
またプロジェクトマネージャーという責任のある仕事を任せてもらえているので、自分の実績が売上にダイレクトに出てきて、結果として残ることがやり甲斐に繋がっています。システムアイではこういうことがやりたいと希望を出せばプロジェクトを選べたり、責任のある仕事を任せてもらえる環境なのがいいですね。
会社の成長を体感できるのもやり甲斐になっているとか?
前々職はOA機器メーカーでソフトウェアの開発をしていたのですが、OA機器が世間に大分浸透してしまっていたので、会社としての規模が縮小していく過程にいたんです。他方、システムアイは今が成長段階で、会社がを大きくなっていく様相を内側から見ることができています。代表や役員層とも気軽に話せる環境なので、経営目線を身近に感じられてすごく勉強になっています。
私自身も経営目線で現場に立ち、もっと会社に貢献できるように頑張っていきたいです。
次の世代に伝えていく責任
若手への指導も頑張っているとお伺いしましたがいかがでしょうか?
システムアイは会社自体が若く、年代としても20代が32%、30代が32%と6割が若手です。なので若いエンジニアの方と働くことがほとんどなのですが、普段の生活の中で若い世代と関わることが少なくなってきたのですごく新鮮です。話すと元気をもらえて自分の活力になっています。合わせて、次の未来をつくる若手に自分が培ってきた経験・知識を伝えていかないといけないなと責任を感じています。
新卒採用も行っている会社なので、毎年ピチピチの新卒の方が入社するのも微笑ましいです。
初めての職場に不安を抱えて入社される方も多いと思いますが、システムアイでは一人ひとりの能力を伸ばすことを重視しているので、安心して入社してほしいです。私もみなさんの能力を伸ばせるように積極的にサポートしていきたいですね。
入社された歳は65歳まで働きたいとのことでしたが、今も変わっていないでしょうか?
はい、変わらず65歳まで働きたいです。
正直65歳以降のことはあまり深くは考えていなかったというのが実情ですが、体力がもてば仕事を続けていきたいです。
とはいえ、これまでの人生で長期休暇を取得したことがなかったので、少し長い期間休みを取ってゆっくりする時間が取れればいいなとも思っています(笑)
まとめ
定年を機に60歳で転職された坂本さん、やりがいを求めて55歳で転職された市原さんの2名の方にお話をお伺いしました。年齢に関係なく、「自身がイキイキと働ける場所」に飛び出されて活躍しているおふたりはとても眩しく、私もこんな歳の重ね方をしたいなと思いました😄
またコミュニケーションの取りやすさや仕事のやり方など、「企業文化」がマッチしているかどうかが、転職の成功を左右するのかなと感じました。これからシニア転職を考えられている方は、企業見学や実際に働いている社員に話を聞くなどして、なるべくギャップが少ない転職先を選ぶといいかもしれませんね。
システムアイでのシニア採用への取り組み
システムアイでは50歳以上のシニア人材の積極採用を行っています。当社の採用は、当社が提供できる環境と候補者のやりたいことが適合するか、互いのマッチングを重視した形式です。ご興味ある方はぜひこちらからご覧ください。
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