採用面接でよく質問されること③
1次面接を担当させてもらっているタキザワです。
今回も、採用面接の際に特に学生の方から質問されることについて書きたいと思います。
Q.文系未経験者が入社後ぶつかりやすい壁はありますか。また、どのように乗り越えますか。
システムツー・ワンは文系未経験で入社される方が多い会社です。そしてやはり、多くの社員がこの「壁」にぶつかっているように思います。
ですが、「壁にぶつかる→辞める」ではなく「壁にぶつかる→乗り越える」パターンの方が圧倒的に多いのもまた事実です。
ぶつかりやすい壁と乗り越え方のパターンを2点紹介したいと思います。
パターン1.暗記しようとしてしまう
これは入社後の研修などでよく見られるケースなのですが、ITの基礎知識からプログラミングの文法、言語のライブラリまですべて覚えようとして覚えきれない、わからない、というパターンです。
学生時代の文系科目はわりと暗記が多く、勉強したらした分だけ知識として定着して覚えることができたと思います。このパターンは、コツコツ真面目に勉強をしてテストや試験に臨んでいたタイプの方に多いような気がしています。
これまでは学んだ時間分テストの点数に結果として出ていたのが、時間をかけてもテストの結果が伴わなかったり、それ以前に自分が理解できているという実感が湧きにくいかもしれません。
努力しているのが周りからもわかるので心苦しいのですが、「暗記する」「手で書いて覚える」はあまり有効ではないんですよね。
やはりプログラミングを覚えるには「実際にソースコードを書く」がいちばん有効で近道だなと最近は実感しています。
パターン2.エラーが嫌(こわい)
プログラミングは書いたとおりにしか動かない、という格言(?)があるように、プログラミングは自分が書いた通りに動きます。
そして、書いた内容が(PC・機械)的に解釈できない場合、つまりどこか間違っている場合、エラーとなりどこが間違っているか教えてくれます。
私の場合、いまでこそエラーがでたら「(PCに対して)教えてくれてサンキューな!」と思えるのですが、プログラミングを始めた当初は嫌で嫌で仕方がありませんでした。エラーが出るたびに「また間違えてしまった」「またダメだった」とネガティブな気持ちになっていたのを覚えています。
ですが、エラーが起きている個所を直せば動くのがプログラミングですし、そもそもPCはダメ出しをしているのではなく改善箇所を教えてくれているだけなんですよね。
学生時代に間違いを指摘されて修正する、を繰り返してきた方は、このパターンにはまることはほぼなく、むしろどこを修正するしたらいいのかを楽しそうに考え試しています。
トライアンドエラーが当たり前になってきたらエンジニアっぽくなってきたと言えるかもしれません。
まとめ
悩んでいる方に少しでも伝われば幸いです。
初めのうちは「自分で書いて動かす。あれ、動かない!」や「やってみる。あれ、できない!」の繰り返しですが、半年くらい試行錯誤するうちに「あれ、動いた!」になってきます。
その瞬間が来たら一つ壁を乗り越えたと考えていいかなと思いますし、確実に成長を実感できると思います。
初めのうちは大変がもしれませんが、ぜひ試してみてください。