【開発者1年目から始めるSalesforce vol.2】オブジェクトってなんぞや
こんにちは!
最近断捨離をし過ぎて着る服が無くなった、入社2年目のよろいづかです!
この記事は、開発者を始めて間もない人が、Salesforceを利用したときに抱く疑問点や不安などを解決することを目的としています!
第二弾は、オブジェクトについてです!
突然ですが、皆さんはこんなことで悩んでませんか?
そもそもオブジェクトって何?
オブジェクトの作成方法がわからない
作成するときの細かい設定が意味不明
そもそも作る意味あるの?
そんな方々に向けて、今回はオブジェクトのこと・オブジェクトの作成方法について解説していきます!
オブジェクトとは?
Salesforceのオブジェクトとは、"様々なデータの集合体"であり、データベースのテーブルのようなものになります。テーブルの列にあたるのが項目、行がレコードです。
例えば、「社員」というオブジェクトがある場合、「氏名」「所属」などが項目、社員一人一人の情報がレコードになります。
Salesforceでは、以下の種類のオブジェクトがあります!
主に使用されるのは、一番上の”標準オブジェクト”とその次の”カスタムオブジェクト”です。今回はこの2つについて取り上げます!
標準オブジェクト
カスタムオブジェクト
外部オブジェクト
プラットフォームイベント
BigObjects
標準オブジェクト
Salesforceから提供されており、Salesforceを使い始めてすぐに利用することができるオブジェクトです!
提供されているオブジェクトは、「取引先」「商談」「商品」など、通常の業務で使われるものが多く、項目もあらかじめ必要なものが用意されています。
標準オブジェクトは多く用意されているので、気になる方はチェックしてみてください!
カスタムオブジェクト
標準オブジェクトに対してカスタムオブジェクトは、自分で一から作成できるオブジェクトです。
作成する手間はかかりますが、好きなオブジェクト名をつけたり、独自の設定をしたりと、標準オブジェクトよりも開発の幅が一気に広がります!
例えば、「自分の会社の商品をオブジェクトで管理したい!」となった場合、「商品」という標準オブジェクトを使えば一見問題ないように見えます。しかし、「名前を変えたい!」「もっと細かく管理したい!」
となると、標準オブジェクトでは限界があります。
カスタムオブジェクトであれば、オブジェクト名も自由に決めることができたり、その他の細かい設定もできます。
では、実際にカスタムオブジェクトを作成していきましょう!
カスタムオブジェクトの作成
オブジェクトの基本設定
1.画面右上にある歯車アイコンをクリックして設定画面を開きます。
2.「オブジェクトマネージャー」タブをクリックします。
3.右上にある 「作成」をクリックし, 「カスタムオブジェクト」を選択します。
4.「表示ラベル」にオブジェクト名を入力します。「オブジェクト名」と「レコード名」は自動で入力されます。好きな名前に変更したい場合は、自動入力された後に手動で変更しましょう。
「オブジェクト名」は、API参照名でソースコード上で判別するときの名前になります。開発途中でオブジェクト名を変更する場合, 参照している箇所をすべて変更する必要があるため、よく考えて設定しましょう。
「レコード名」は、レコード一つ一つの名前になります。レコード作成時にテキストで入力するか自動採番かは、下の「データタイプ」で選択します。
5. 「表示ラベル(複数形)」が表示されている場合は、複数形時のオブジェクト名を入力します。
オブジェクトを作成するときの基本的な設定はこれでOKです! ただ、このままだとやや不便なので、その他の設定について少し解説します。
追加の機能
「レポートを許可」・・・このオブジェクトのレポートの作成ができるようになります。
「活動を許可」・・・レコードに行動とTODOを紐づけて管理することができます。
「項目履歴管理」・・・項目を変更したときの履歴を追跡することができます。
「Chatter グループ内で許可」・・・ユーザーがこのオブジェクトのレコードをChatter グループに追加できます。
オブジェクトの分類
特定のAPIを使用できるようになります。デフォルトではチェックがされているので、使用しない場合はチェックを外します。
リリース状況
「開発中」だと、他のユーザがこのオブジェクトを参照できません。他のユーザでも参照できるようにする場合は、「リリース済み」に設定します。
検索状況
ユーザがこのオブジェクトを検索できるかを設定します。デフォルトはチェックされていないので、このオブジェクトをSalesforce内で検索する場合はチェックしておきましょう!
オブジェクト作成オプション
「デフォルトのページレイアウトに、メモと添付ファイルを追加する」・・・レコードページにメモや添付ファイルを表示させることができます。
「カスタムオブジェクトの保存後、新規カスタムタブウィザードを起動する」・・・オブジェクト作成後にタブの作成もする場合はチェックします。
保存
設定を確認して問題なければ「保存」、続けてオブジェクトを作成するときは「保存&新規」をクリックします!
これでオブジェクトが作成できました!
データベースで例えると、空っぽのテーブルができた状態です。
まとめ
作成自体は簡単ですが、細かい設定のところは少しややこしいですね笑
実務ではおそらくカスタムオブジェクトを作成することが多くなると思います。ぜひ覚えておいてください!