原作6巻29ページ5コマ目の八重子は何を思ってるんですか?
とくに作者からの言及はないので私の勝手な予想になります。
まず硝子が「死にたい」と言ったことを結絃は家族を含め本当に誰にも言っていないんじゃないでしょうか?
特に硝子が死にたいと結絃に伝えた頃は、八重子は補聴器が壊されても硝子が悪いと叱っている頃で結絃からの不信感、母に対する信頼が完全に崩壊した頃でもあります。
つまり、母の行動も硝子が死にたいと訴えた事に寄与したと結絃は考えています(事実ですけど)
加害者である母は頼りにならない、自分は母に秘して姉を助けなければならない、そう考えていたんではないでしょうか。
だから八重子が知らなかった、硝子が死にたいと思うほどに思いつめている、その事を「結絃が知っていた」という事に驚いている場面なんだと自分は認識しています。
八重子としては健聴者である結絃には「普通の子」として過ごしてほしいと願っていますが、結絃は硝子硝子と姉にべったり、姉離れのできない子供だと思っています。
その子供だと断定していた結絃は、死にたいと思っている硝子を守ろうと今まで必死で学校にもいかず硝子から離れないようにしていた、その事に八重子が気がついたシーンなんだと思います。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?