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利益をだす、利益計画の作り方

利益を出すための経営計画の作り方には、積み上げ方式と目標管理方式がある。

3年後、10年後どのようにしたいか?

経営計画の作り方は、どのような企業を目指すのか、経営理念(ミッション)が出発点である。その経営理念を達成するために、どのような戦略をとるか、ビジョンという形で見える化を行なう。

このビジョンを達成するために10年後どのようになっているか、5年後は、3年後は何をすべきか、これを達成するために利益はいくら必要か、この利益が経営計画作成の目標利益となる。

「あるべき姿」を実現するための利益

まず、利益は出るものでなく、出すものと考えるのが戦略会計、目標利益方式である。

「過去の延長線上に未来はない」と考えたとき、「あるべき姿」描くことが必要で、ビジョンを達成するために、今年度はいくら利益が必要かと金額で決める。

例えば、新しい活動を取組むとしたら、投資に必要な金額をどのようにして稼ぎ出すか、また、事業拡大をするために必要な資金はいくらか。

利益シュミレーション

利益を出すために、いつ、どこ、だれに、どんな価値を提供できるか、付加価値率あれこれ考え、シミュレーション行いながら経営計画を決めていく。

目標利益を達成する、経営計計画作成の手順は、
❶3年後及び次年度、ビジョン達成に必要な利益を決める。
❷固定費金額を過去の延長線上から決める。
❸変動費を決める(どのような製品(付加価値率)をどこの市場へ売るか。
❹売上高を逆算する、付加価値金額を付加価値率で割り算する。
❺利益シミュレーション結果は、一人当たり付加価値、損益分岐点比率、売上高で実現可能かどうか強化、判断する。

使い方

この手順を用いて、経営者が幹部と共につくり上げる過程が、後継者又は幹部職のマネジメント教育であり人材育成と位置づけるのがよい。

幹部社員研修では、経営ビジョン作成、利益シミュレーション、組織目標作成、部門目標作成、職場目標作成の5ステップをワークショップ型で体験するのが効果的である。


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