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筋の通った目標管理

マネジメントシスの「型」を作り、「一人ひとり稼ぐ組織」を目指す。

家業から企業へ抜け出す決意

10名規模の小規模事業所の現場では、経営者と社員が一生懸命頑張っているのに、努力が報われていないと感じることが多々ある。PDCAサイクルによるマネジメントシステムがないため、家業から企業になり切れていない。

小規模であっても、何らかの特化した技術や技能、小回りの利く生産体制、経営者と社員の協働作業など・・・・、事業所の特徴が生かされていない、もっと利益が出てもいいのに、出せていない。

受注は経営者の信用力で安定的に確保できていて、事業としては回っているが、努力のわりに利益が出ない状況が長年続いている。これらの事業所の特徴として、経営計画がない。

経営計画がなくても十分事業として成り立っている。しかし、経営者も何とか経営体質をよくしたいと想うが、日常業務追われ、手が出ない。結果的には、その日暮らし的な経営になっている。もったいない。

マネジメントの「型」づくりは、EA21の導入が早道

家業から企業に抜け出すためには、PDCAサイクルを持つマネジメントシステムの「型」をつくることが早道である。そして、経営者の想い(企業価値を高める)ためのスパイラルアップを計画的に目指すことである。

小規模事業者にとって、環境マネジメントシステムであるエコアクション21(EA21)の認証を目指し、短期間で「型」をつくり、経営体質が変わったという例をよく見てきている。

「よい会社」つくりたいという経営者の想いを経営方針、ビジョンをいう形で社員に示し、共感を得ること、そして、具体的には経営計画をつくり、全員で目標管理(PDCAサイクルを回す)することである。

そして、全社員で経営計画を達成に取組むことで、お互いのお陰げ様と感じ合い、お互いに組織の役に立ったと感じ合うことが、自分たちの喜びだという話はよく聞く。経営と社員の距離が近い事業所だと感じる。

マネジメントの「型」を作る4ステップ

EA21導入支援ビネスモデルをつくったのは、「よい会社」をつくりたい、よい会社とは、利益の出せる会社、社員がこの会社でよかったと感じる会社づくりを支援したいと考えたことによる。

「型」として、EA21の要求事項でもある、経営者の想いを方針→目標→計画と筋の通った展開を4ステップで実現できる構造とした。

❶経営者の想い、あるべき姿から戦略的方向付け、環境方針を決定する。
❷環境方針を実現すべく、環境目標の決定、目標達成の実行計画書作成し、
 何人かでチームを組み、チームの相互力で改善するのが効果的である。
❸月次で計画対実績評価と総合的評価を①付加価値、②CO2排出量で行う。
❹継続的に改善する体制が、「一人ひとりが稼ぐ組織」に繋がる。

「利益」と「EA21」をセットにしたしくみ

EA21導入支援ビジネスモデルは、「利益(付加価値)」と「EA21(PDCAによる目標管理)」をセットにしたしくみづくりを特徴している。

組織のおかれた状況を整理し、社内及び社外から見た、強みと弱みを拾い出し、どのように攻めるか、ビジョンを考え、経営の戦略的方向付けをするとき、SDGsの視点で整理すると解りやすい。

戦略的方向性を環境、社会、経済の視点から検討し易いように、EA21_SDGsモデル作成した。環境保全が崩壊すれば事業活動は成り立たない。

また、環境及び社会的課題を改善するためには、それなりの戦略投資が必要であり、必要利益を確保する「一人ひとり稼ぐ組織」を目指す必要がある。

チームによる改善のワークショップ

小規模事業所の改善活動は、経営者が日々現場の隅々まで把握しているので、どちらかといえば、一方通行の課題解決を指示している。

そのため、チームで改善するという認識はない。しかし、チームによる改善のワークショップを体験すると社員の意見の重要性を感じる経営者が多い。

自分たちの改善活動は、SDGsの課題解決につながっていると、関連付けの認識が共有できれば、世界の課題解決に役立っていると感じられ、社員の信頼と誇りを持つ動機付けになる。

4コマレジメ



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