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ISO統合がスリムな仕組みをつくる

 よくあるパターンとして、ISO9001は品質保証部門、環境(ISO14001又はエコアクション21は総務部門と2部門で運用している。

QMSとEMSの縄張り

QMSとEMS運用に縄張りができ、運用のムダ、効率の悪さを感じながら維持管理している。実際のマネジメントの現場では品質だの、環境だのなどと分けて管理していない。

ISOの規格構造の統合化

 ISOマネジメントシステム(MSS)の規格構造の整合性を取るための上位構造(HLS)が2012年から運用され、ISO9001-2015、ISO14001-2015として改訂された。

このHLSに基づき、10名の製造業で、ISO9001、ISO14001、ISO22301、OHSAS18001、ISO27001の5つを統合した認証を受けたところもある。

小規模事業所のISOコンサルでも、ISO9001(品質)とISO140001(環境)ISO統合を基本としている。

HLS構造にすることで経営(事業プロセス)とISOマネジメントシステムの統合がし易くなり、ISO目標管理のパフォーマンスの総合評価として付加価値管理(利益管理)が違和感がなくなった。

ISOマニュアルを教科書として使う

ISOを経営管理の道具として使うために、「統合マニュアルは経営計画を達成する道具」、「統合マニュアルはマネジメント教える(教科書)」と位置付け、企業支援をしている。

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