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エコアクション21を取下げたい!!?

登録維持管理に疲れ、取下げも

エコアクション21を認証登録後、12年経過した30名の製造業へ初めて更新審査にお伺いした時のことである。

経営者のヒアリングの時、経営者からの開口一番「エコアクション21でCO2が減りますか、何に役立つのか」、「もう電気量も車燃料も減りません」、「生産が増えるとCO2排出量が増えるので、生産を抑えるということですか」、「経営に役立つといわれたが役立たない」、「担当の女性が退職したため、レポートをまとめる人がいない」などなど。

登録の維持管理に疲れ、取り下げも考えている。

取下げの主な理由は2つ

まとめると、エコアクション21は、①経営に役立たない、②事務が煩雑で環境経営レポート作成等の審査資料準備に手間がかかる」である。これと同じようなことがISO認証が爆発的に増えていた2000年初めころISOでもで同じようなこと言われてきた。

登録件数が減るという現実

また、エコアクション21(EA21)の登録制度は2004年から始まり、2011年の約7、000件まで急カーブで増え、その後なだらかに9、900件を境に2021年は7、500件と激減している。ISO14001も同じことが言える2009年の40,000件をピークに20,000件台まで激減している

経営管理の道具から維持管理の道具へ変化

これらは申請が減ったのではなく、取下げが増えていることによる。上記経営者のようにEMSを経営管理の道具ではなく、維持管理に追われている実情が見える。

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