わたしは舞台演劇の虜。
わたしはいつからか舞台演劇が好きだ。
映像作品とは違う、自分の目の前で繰り広げられるお芝居の虜になっている。
子どもの頃から、テーマパークのショーやパレードを観るのが好きだったのもあるが、劇場に足繁く通うようになったきっかけは、大学生の頃に遡る。
当時、アニメ「おそ松さん」にドハマりしていて、Twitterか何かでそれが舞台化すると知った。
はじめはただの興味本位。あのアニメの世界観が舞台になるとどんな感じなんだろう、そんな軽い気持ちでチケットを取ったのが始まり。そこからあれよあれよと2.5舞台の沼に落ちていった。
そこからは本当にあっという間。
沼落ちきっかけの「おそ松さん」からはじまり、元々ゲームをプレイしていた「あんさんぶるスターズ」、「A3!」の舞台作品を観に劇場に足を運んだ。
元々のゲームが人気なのもあってチケ取りは大変だったが、ゲームからキャラクターがそのまま出てきたみたいで、本当に沼だった。
コロナ禍で現場を諦めざるを得なくなって、よくある配信では満足できなくて、そのまま興味が薄れて2.5作品には行かなくなってしまった。
(狂ったようにランダムグッズ買ってたのに。)
2.5作品から完全に離れたあとは、推しや自担が立て続けにミュージカルや舞台に出演したこと、高校生の頃に初めて観た「エリザベート」の再演があったこともあり、大学生の頃とは別の視点から舞台の沼に落ちた。
2.5作品とは違ったクオリティの高さ、舞台セット、照明、音楽(生演奏)、といったいろいろなものから伝わる迫力の凄さに圧倒された。終わったあとの清々しい気持ちがなんとも忘れられなかった。
“作品そのものが好きだから”とか、“推しや自担が出演するから”とか、わたしが観劇する理由はいろいろあるが、劇場という閉ざされた空間、その中の独特な空気感が好きというのも1つの理由である。
どんな作品であれ、開演のブザーが鳴った瞬間、場内の空気が一瞬で変わる。パンフレットを読んだりスマホを触っていたりして、それまでガヤガヤしていた客席が静かになり、各々が姿勢を正す。客席にいる全員が舞台上に集中したのが分かる。
現実の世界から作品の世界に一瞬にして変わる、開演直前のこの時間がとてつもなく好き。何度行ってもワクワクする。
“どんな作品が観られるのか”
“どんなアドリブが飛び出るか”
“前観たときよりお芝居にどんな変化があるか”
いろんなことにワクワクしながら開演を待つ。
開演後は、主要キャストのお芝居はもちろん、アンサンブルの方々の細かな動き、照明、音楽、セット、観客、いろいろなものの相乗効果で1つの作品が出来上がる。
それも公演ごとでアドリブが違ったり、思わぬハプニングがあったりして、全く同じ公演は1つもない。でも、これが生のお芝居の醍醐味だと思うし、なによりわたしが舞台演劇の虜になっている所以でもある。この違いを観たいがために複数観劇しているといっても過言ではない。
ありがたいことに、自担や推しの舞台出演がここ数年続いている。なかにはちょっと苦手かも?というジャンルもあるが、自担や推しのお芝居が観たくてチケットを取る。あまりにも単純なちょろいオタクである。
それに、だいたいそういう作品に限って、千穐楽を迎える頃には作品の虜になっていてどハマりするのがオチ。劇中歌や上演中の脳内再生がしばらく続く。いわゆる作品ロスが起きる。手持ちのチケットがなくなれば、同じカンパニーでの作品は二度と観られない。そう思うと少し儚くも感じる。
冒頭にも書いたように舞台演劇は好きだが、基本は観る専で、自分が演ってみたいと思ったことはほぼない。昔から人前で何かをするのが苦手で、恥ずかしく思ってしまう。だから観られるだけで十分。
むしろそんな人間が演者側にいたら、その人たちに失礼だと思うから、わたしは観る専の舞台オタクでこれからも生きていく。
今までいろんな作品を観てきたけど、本当に演者側からのエネルギーは、どの作品を観ても凄まじい。自担のレンジャーにもあるように、本当に命懸けで作品を届けてくれる。そのパワーはわたしの人生の糧として、経験値として大切に心の中の宝物箱にしまっている。いつでも想いを馳せることができるように。
なんだかとてつもなく長ったらしくなってしまったので、此処らで終わります。
少女都市の楽日あたりから、ほぼ2ヶ月下書きに眠らせていたので、文面おかしいかもしれないですが…
自担のブログで舞台について語っていたので便乗してみました。笑
おわり。
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