最後まで完走できる奇跡。

去る8月22日。
安田章大さん主演舞台『少女都市からの呼び声』が無事に大千穐楽を迎えた。昨年の『閃光ばなし』のときには迎えられなかった大千穐楽。本当に良かった。


8月15日の大阪初日を除いて無事完走。
なんとか全公演完走できれば良かったが、天候には逆らえない。どうして関西直撃コースになっちまったんだ…

出演者と関係者、来場予定の観客…全員の安全を考えたら、それが適切な判断であったと信じたい。
きっと運営もなんとか上演する方向で進めていたと思うから、できるだけ文句は控えたいし、自担もカンパニーの皆様も、観劇予定だった方々もみんな悔しかったはず。
(まぁ、前日の時点で上演のアナウンスしてたから、上演すると信じて大阪に前乗りしてた人たちのことを考えると、もう少し早く判断してほしかった気もするが。)



改めて全公演完走することの難しさを痛感した。
誰一人欠けることなく、無事に幕が上がり、大千穐楽を迎えられることがどれだけ幸せなことか。

これは舞台に限らずだが、正直コロナ禍以前は、あまりこのことを気にしていなかった。普通に全公演できる、わたしの中ではそう高を括っていたところがあった。
過去に遡れば、天候や機材トラブルで中止になることも普通にあっただろうが、それを自分が身を持って経験したことがなかったから。

コロナ禍で中止、払い戻しを身を持って体験して、
これは当たり前じゃなかったんだと気づいた。

当たり前が当たり前ではなくて、毎公演の幕が上がることがどんなに幸せでありがたかったか。結局、それを自分が経験しないと気づかないんだなと、コロナ禍を経て改めて思った。


“自担が出るから”“推しが出るから”
というのがわたしが観劇をする大きな理由としてあるが、それきっかけでいろいろな作品に出会えるから、そこは本当に自担と推しに感謝。

これからも、無事に作品の幕が上がることに感謝して、いろんな作品を観たい。


おわり。


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